残照

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残照

  • 著者名:田中芳樹【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • らいとすたっふ(2026/04発売)
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  • ISBN:9784396351649

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内容説明

「海に沈む夕日を見たい――」夢を叶えるため、男はモンゴル軍の一員として地の涯をめざした。男の名は郭侃。生涯に700以上の城を陥し、「神人」と称された名将である。世界征服をもくろむモンゴル軍のなかで、郭侃はいかに戦い、何を思ったか。13世紀ユーラシアを描いた歴史小説の傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

27
中国史上ただ1人、陸路で地中海に達した武将・郭侃。「海に沈む夕日を見たい」モンゴル軍を率いた漢人武将が、たった一つの夢を叶えるために地の涯を目指す歴史小説。祖父の代からモンゴルに仕え攻城戦と砲兵に長けた漢人が、37歳の時にさらなる領土拡大のためフラグの大西征を開始したモンゴル軍に部隊長として加わり、新兵器・回回砲をひっさげ七百以上の城を陥落させる展開で、多様な人種が入り交じるモンゴル軍の中で功績を上げ、そこから中国に戻ってフビライに仕え、南宋征伐にも従軍して波乱の生涯を生き抜いた一代記はまさに圧巻でした。2026/01/09

毎日が日曜日

8
★★★★★ スケールが大きくてロマンもあって満足。2026/01/23

いつき 守

3
最近読書的にはスランプ?である。読み終わらないまま別のものに手を出してそのまま放置というケースが多い。そんな状況下で書店で見つけたのが、『銀河英雄伝説』『タイタニア』『アルスラーン戦記』などの著作で知られる田中芳樹氏のこの本であった。2年ほど前に単行本で出版されて今回文庫化。それを入手、あっという間に読んでしまった。実際の歴史を題材にしている点では『隋唐演義』『風よ、万里を翔けよ』に類似しているだろうか。非常に興味深い主人公であった。田中芳樹氏が病に倒れたとの情報もあるが、これからも頑張ってほしい2026/01/20

A.KI.

2
ひさびさに読んだ田中芳樹。フビライ汗の治世、教科書でも必修の元寇などの少し前が主な時代で、モンゴル帝国に仕えた漢人の将軍・郭侃の視点から、モンゴルの西伐を主に描くもの。モンゴル帝国が版図を広めた過程には、その数だけの戦いや無用な虐殺もあり、決してモンゴル帝国すごい…と単純に思えなくなるもの。歴史の無情・無常を感じずにはいられません。郭侃はとてもできた人で、この時代に、はるか西の地中海で水平線に沈む日を見たいという夢にはロマンがあり、それがかなえられたのはよかった。2026/04/14

リッチー。

2
13世紀、モンゴル軍に参加してパレスチナまで西征した中国人将軍の半生を描いている。普通に歴史小説として面白いけれど、手堅くまとまっている感じ。他の中国史物(紅塵とか)くらいアレンジしてよかったと思うのだけど。大好物の異文化激突ものだったので、こちらの期待が大き過ぎたかもしれない。アルスラーンの作者が十字軍国家をどう描くか興味あったのだけど。2026/01/27

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