3934km - 国境を越えて

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3934km - 国境を越えて

  • ISBN:9784911273074

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内容説明

「国境は世界でもっとも愚かな嘘」

「移民」「国境」「人権」「女性の連帯」
中南米の抱える諸問題を知る最良の1冊

「国境は世界でもっとも愚かな嘘」
メキシコ人作家によるラテンアメリカ移民の過酷で切実な現実を描く物語


[カスティージョ・イスパノアメリカ文学賞 受賞作]
「危険な亡命ルートを通じて故郷を追われざるを得なかった何百万もの人々に声と顔を与えた。抑制が効いた心情を揺さぶる描写が素晴らしい」
「移民、国境における残酷な欺瞞、子ども、女性、もっとも弱い立場のコミュニティに対する暴力など、非常に困難な状況に直面しても人間性を保つ、エル・サルバドルの少女を主人公とした新鮮な声を持つ小説であり、女性同士の連帯を強調している」(審査員コメント)

【著者】
フアン・カルロス・ケサダス
1970年メキシコシティ出身。メキシコ児童文学においてもっとも評価の高い作家の一人。『二人の幽霊の伝記:幽霊小説』でバルコ・デ・バポール賞、『都市X 1985』でフアン・デ・ラ・カバダ児童短編小説芸術賞、『D幽霊の目から』でバルコ・デ・バポール賞、『Shin』でノルマ児童文学賞など受賞歴多数(いずれも未邦訳)。 本書『3934 Km 国境を越えて』でカスティージョ・イスパノアメリカ文学賞(YA部門)を受賞。

星野由美
1969年東京生まれ。早稲田大学卒業。出版社勤務を経てベネズエラへ渡り、帰国後は在日中南米人向け衛星放送局、ペルー大使館に勤務した。現在はスペイン語圏の児童書の翻訳を主に手がける。『パパはたいちょうさん わたしはガイドさん』で第72回産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞。訳書に『それからぼくはひとりで歩く』、共訳に『フリーダ・カーロの日記』などがある。

目次

日本語版まえがき

ラス・ボカニタス
サン・サルバドル
国境への道
ソチトル
メキシコ
アリゾナ
ツーソンの移民収容所

訳者あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

pushuca

2
何と言う過酷な運命なのだろうか?!2026/05/18

たらぴ

2
まだまだ親に甘えたい年頃の子どもが背負うには重すぎる過酷な運命に何度も驚愕した。移民を取り巻く状況はニュースで見てなんとなく知っていたが、実際は何も分かっていなかった。前書きにもあるように、現実は本書よりもはるかに残酷で救いがないようだ。 命がけで国境を越えたとしても、そこには更なる地獄が待っているかもしれず、また結局はもといた場所に戻るしかないかもしれない。最後の1文には暗澹たる気持ちにさせられた。こうしている今も国境を目指して命がけで生きている人がいると思うと胸を抉られる気持ちになる。2026/03/15

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