内容説明
信長にこき使われつつ力を付けていく秀吉。奇天烈な秀吉を支える弟・小一郎。未熟な豊臣兄弟の未来に賭けた天才軍師・竹中半兵衛。対するは、憎き信長殺しを主君・長政に進言した浅井家家臣の豪傑・遠藤直経。刻一刻と戦況が変わる中、自ら窮地に飛びこみ、知謀と胆力で敵を圧倒せんとする熱き男たちの激突。それが戦国史奇跡の戦い「金ヶ崎の退き口」。息を呑むつばぜり合いをスリリングに描く、没入必至、一気読みの戦国小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fuku3
18
2026.5.17読了。"金ヶ崎の退き口"を秀吉の軍師、竹中半兵衛の視点と浅井の宿老遠藤直経の視点で描いた長篇物。今迄、私の知っている金ヶ崎とは大分違っていた。そもそも、この事変は信長としては黒歴史になり、後世に残したく無かった。信長公記にも詳しくは載ってないとか⁉︎又、竹中半兵衛の詳細もよく分かっていないとか⁉︎大河ドラマ等で見た殿戦は、木下党が命からがら浅井軍から逃げ延びるシーンである。今作は全く違う作戦であった。軍師半兵衛の腕の見せ所。対する遠藤直経の執念!長政を天下人へと導く信念。恐れ入った!2026/05/17
spike
2
金ヶ崎撤退戦は有名な話だし、豊臣兄弟で観たばかりではあるが、やはりこの時代の戦いの中では有数のエピソード。それを竹中半兵衛の目で語ってゆく。知られざる策略。読みやすく面白くて一気読み。2026/06/13
茶幸才斎
2
永禄十三年。織田信長、若狭へ出陣。稀代の軍師、竹中半兵衛を麾下に置く木下藤吉郎秀吉の一党は、信長の狙いは越前朝倉氏の討滅と読む。一方、織田の縁戚である北近江小谷城主の浅井家では、軍略に長けた宿老の遠藤喜右衛門が、これぞ信長抹殺の好機と見る。そして、敦賀金ヶ崎城を制した信長の陣中に、アレが届く。ここからが、秀吉、一世一代の檜舞台。弟の小一郎が、その一部始終を目撃する。命より名誉を重んじる戦国武将の思想には得心がいくが、この人のためなら死ねると云ってのける秀吉の心境は、もはや悲愴なのか楽天なのか分からないな。2026/04/28
クー
0
秀長、半兵衛の話。浅井の将との駆け引きも、半兵衛の策だったという話2026/05/28
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