〈熟議投票〉の政治学――アイルランドの憲法改正にみる民主主義の変革

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〈熟議投票〉の政治学――アイルランドの憲法改正にみる民主主義の変革

  • 著者名:徳田太郎【著】
  • 価格 ¥3,168(本体¥2,880)
  • 明石書店(2026/04発売)
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  • ISBN:9784750360775

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内容説明

デモクラシーの危機が語られる現代において、投票は本当に市民の熟慮に基づく意思決定となり得ているのか――。
本書は、ミニ・パブリックス(抽選制による市民会議)と国民投票を結びつける〈熟議投票〉という新たな民主主義のプロセスに着目し、その理論的可能性と実践的条件を明らかにする。分析の中心となるのは、アイルランドにおける「婚姻の平等」と人工妊娠中絶をめぐる二つの憲法改正である。これらは、熟議の成果が国民投票を通じて実際の制度変革に結実した、世界的にも稀有な事例であった。熟議システム論の視座から、ミニ・パブリックス、議会、市民社会、キャンペーン、アクティビストの相互作用を分析し、ファシリテーション概念を公共圏へと拡張する。さらに、日本における憲法改正国民投票や住民投票の制度的課題を検討し、〈熟議投票〉実現への展望を示す。民主主義を投票の「瞬間」ではなく「プロセス」として捉え直す、政治学の挑戦である

目次

第1章 序論
第Ⅰ部 アイルランドにおける〈熟議投票プロセス〉
第2章 アイルランドの政治と憲法
第1節 アイルランド政治と憲法改正手続
第2節 アイルランド憲法と社会的・道徳的争点
第3章 ミニ・パブリックスと憲法改正
第1節 憲法会議と「婚姻の平等」
第2節 市民議会と人工妊娠中絶
第4章 熟議デモクラシー論と直接投票
第1節 直接投票プロセス論と熟議
第2節 熟議システム論と直接投票
第5章 ファシリテーション再考
第1節 熟議デモクラシー論におけるファシリテーション
第2節 ファシリテーション概念の拡張
第6章 事例の分析と評価
第1節 「婚姻の平等」合法化過程の分析と評価
第2節 人工妊娠中絶合法化過程の分析と評価
小括
補論 2024年の「家族」と「ケア」をめぐる国民投票
第1節 2024年国民投票の争点
第2節 2024年国民投票の実施過程
第Ⅱ部 日本における〈熟議投票プロセス〉の可能性
第7章 憲法改正と「国民的議論」
第1節 憲法改正に関する法制度
第2節 「国民的議論」の可能性
第8章 地方自治体における住民投票
第1節 諸外国における住民投票制度
第2節 わが国における住民投票法制化への試み
第9章 住民投票法制化への一試論
第1節 憲法第95条「復活」の可能性
第2節 あり得る批判とそれに対する反論
第10章 原子力政策に関する〈熟議投票〉の可能性
第1節 「いばらき原発県民投票の会」での実践から
第2節 高レベル放射性廃棄物の地層処分をめぐって
小括
第11章 結論
あとがき
文献一覧

索引

感想・レビュー

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回りくどい表現多め。2026/05/26

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