内容説明
西暦2017年。輝村極道(きむらきわみ)ら破壊の十極道が、忍者を死滅らせるため史上最悪の作戦を企てた。
それは忍者を死滅寸前に追い込んだ東京大空襲の再現――「第二次東京大空襲」計画。
在米極道を介した大量の米軍兵器の日本流入を察知した帝都七忍は
事態を収拾すべく動き出し、忍者と極道の殺し合いの炎が激しく燃え盛る!
その戦火の中心にいたのは、業火の特異体質を持つ忍者修業中の祭下陽日(まつもとのどか)。
彼はこの戦いの中で自らの過去、孤児院時代の因縁と対峙することに――。
これは破壊の十極道と帝都七忍による鮮血に彩られた前日譚。
そして多仲忍者(たなかしのは)が「兄弟」と呼んだ、祭下陽日(まつもとのどか)が忍者となるまでの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
サケ太
8
汝疑うことなかれ。これは『忍者と極道』也。作品特有のルビ芸全開。敗れた若き忍者、その過去の因縁と“忍者”に成った陽日を軸に置いたエピソードにワクワクさせられ、本編並みに濃い極道の面子の連打に胸やけさせられてしまう。濃い。濃すぎる。展開、キャラ、過去に現在。すべてが濃すぎて最高。違和感がないどころか、作中の要素を余さず拾い、作品世界を広げてくれる。フルスロットルで駆け抜ける物語に興奮しっぱなし。2026/04/17
YSHR1980
2
すごかった! 小説でありながら完全に忍極の世界がここにあった。漫画なら3巻は使いそうな濃密なエピソードに熱い思い、早期に退場してしまった忍者たちに光を当てる素晴らしい前日譚でした。2026/04/17
よねはら
1
みんなはどのルビ芸が好き?私は「怠惰(ヘラ)る」ですね。誰が勝利し誰が敗北するのかは分かっているのに、これほど熱く切ない忍極世界を濃縮して出されるとは。原作では序盤に退場してしまった陽日、壊左、色の3人も尋常ならざる強者である描写が多くて大満足です。全て読み終わったあとに「エンジン・ハート・ラブ」という副題がまた沁みる。2026/04/23
兵頭
1
エグゾドライブの頃の筆致で珪素先生が、近藤先生のすべてを書ききる超快作! 中を読めば嫌でもわかる、近藤先生懐がデカい! マジで認めるとか思えないようなことも、何もかもを無から生やしたこともすべて認めてくれた! あとは忍極では貴重な社会戦なども盛り込んで、それでも忍者と極道でいるとんでもない傑作だった。2026/04/10




