集英社学芸単行本<br> 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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集英社学芸単行本
人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

  • 著者名:斎藤幸平【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 集英社(2026/04発売)
  • 梅雨を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/14)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087370102

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内容説明

【戦争と選民ファシズムの時代が到来。「世界の終わり」を生き抜くための羅針盤!】

★50万部超のベストセラー『人新世の「資本論」』続編!!

資本主義が招いた気候崩壊。そこから世界は極度の欠乏経済へ。奪い合いの不安のなかで、他者を切り捨てる「選民ファシズム」が蔓延し戦争も次々と勃発する。破滅への行進をどう止めるのか? 気鋭の経済思想家が、その秘策を提示する!

【各界が絶賛!】
■落合陽一氏(メディアアーティスト)
久しぶりに赤線を引きながら唸った。反論したい箇所ほど面白い、稀有な本。
■三牧聖子氏(国際政治学者)
飽くなき技術革新が人類を救う――
そう囁くテック・エリートが造る「ノアの方舟」にあなたの席はない。普遍的な人類の救済へ、ラディカルな希望をつなぐ書。
■國分功一郎氏(哲学者)
「暗黒社会主義」の衝撃。この絶望的な提案が、私たちの大きな希望になる!
■柄谷行人(思想家)
資本主義の暴走による諸システムの崩壊により、少数の富裕層以外は地獄のような苦境に追いやられ始めているという著者の絶望を私も共有している。本書が提言する、新たなる「計画経済」「プロレタリア独裁」の行方を見守りたい。

【おもな内容】
・気候崩壊によって世界は欠乏経済へ
・なぜ、戦争が止まらない時代になったのか?
・「選民ファシズム」にどう対抗するのか?
・テック・エリートたちは「世界の終わり」にどう適応しようとしているのか?
・欠乏と格差を固定化させるテクノ資本主義
・不安の悪循環を逆回転させ、「破局」の時代を共に生き抜くための切り札とは?

【目次】
はじめに――未来はファシズムだ!
第1章:気候崩壊による恒久欠乏経済
第2章:テクノ資本主義で進むファシズム
第3章:「世界の終わり」と加速主義
第4章:計画経済が全体主義を連れてくるのか
第5章:「ハイエクの呪縛」を解くために
第6章:デジタル社会主義は可能か
第7章:ハイエクの盲点と「緑の戦時経済」
第8章:晩期マルクスの独裁論
第9章:エコロジー独裁への道
第10章:暗黒社会主義という希望
おわりに――名もなき者たちの「黙示録」

【著者略歴】
斎藤幸平 (さいとう・こうへい)
1987年生まれ。経済思想家。東京大学大学院総合文化研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marx’s Ecosocialism:Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy によって「ドイッチャー記念賞」を歴代最年少で受賞。『人新世の「資本論」』(集英社新書)で「新書大賞2021」を受賞。同書は19言語に翻訳され、世界的ベストセラーとなった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

129
気候崩壊による経済的欠乏が迫る今日、著者は危機感に襲われた人びとは他者を排斥し富を独占する気候ファシズムに走る可能性を危惧する。そこで全人類が生き残るためにはハイエク流の市場第一主義を排し、マルクス経済学に基づく「少ない資源を計画的に分け合おう」という新しい形の計画経済たる暗黒社会主義を提起する。理想としては素晴らしいが、節約と忍耐を強いる政策を主張する政党が民主国家の選挙で勝利するか疑問だ。むしろ「テクノロジーを利用して豊かな社会を創造する」というテクノ資本主義者アルトマンの思想に惹かれるのではないか。2026/05/08

KAZOO

94
この作者の「人新世の「資本論」」(この本と同時に増補版も出版されました)はかなり印象に残ったので手に取ってみました。前作よりも危機感をさらに増幅させている感じです。私はこの方のような考え方には一部同調するもののすべてというわけではありません。ただ早めに対応しないとだめだということはわかります。気候変動による山火事の増加や動物たちの行動変化(熊の里への出没など)が目立ってきてる気がします。私もそうですが生きている間は大丈夫という人が多いのでしょうね。2026/04/25

おたま

62
著者の『人新世の「資本論」』が出版されたのが2020年。それから6年が経過した。基本的な方向性は前著を継承しているが、ここにはもっと切迫したものが感じられる。というのもこの6年間に、気候危機はすでに気候崩壊へと進んだという認識の上に立っているから。事態は極めて深刻さを増している。だが、それに対する対抗策は、具体的にはあまり進行していない。むしろそれは格差の拡大や、デジタル分野での囲い込みによるデジタル資本の強大化等を生み出しており、さらに深刻化しているともいえる。→2026/05/18

Kanonlicht

50
経済思想家の著者による人新生シリーズ第二弾。気候崩壊と国家による地球環境資源の奪い合いにより、近い将来訪れる未曽有の欠乏経済。そのとき現在のようなごく少数のテック富豪が牛耳る資本主義では、彼ら以外の大衆は地獄の苦しみにあえぐことになる。人類が生き残るには、かつて社会主義者たちが提唱した計画経済やプロレタリアート独裁が必要だと説く。オイルショックが現実問題になりつつあるのを見ると、資源エネルギーそっちのけで趣味嗜好やインプレッションを重視した現在のビジネスモデルって、早晩崩壊するのかなとたしかに思う。2026/04/15

1.3manen

44
地元図書館新刊棚。ラディカルな希望は、根源的な希望。気候崩壊は避けられない(98頁~)。今朝の朝刊に、スーパーエルニーニョとあったね。。斎藤先生は、ハイエクの市場信奉からの呪縛を解く必要性を説く(101-2頁)。レギュラシオニストも、市場原理だけでは立ち行かない社会ゆえに、社会原理が必要だと山田鋭夫先生はおっしゃっていた。緑の戦時経済なる概念がある。そういえば、緑の、といえば、レギュラシオニストのアラン・リピエッツを想起する。2026/05/16

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