内容説明
聖徳太子実在説の著者が、見過ごされてきた日本風表現の変格語法、仏教経論の典拠、『日本書紀』との関係から、「憲法十七条」の正しい読み方を明らかにする画期的書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
清水勇
3
聖徳太子の憲法十七条は「和を以って貴しとなす」だけしか知らなかったが、東アジア仏教史に深い知見を有する著者のわかり易い説明で、各条の内容や成立時の時代背景等、聖徳太子が抱えていた悩み含め理解できた。著者は憲法十七条を読み解く上で儒教他の中国古典より聖徳太子が依拠した仏教経典(聖徳太子は三経義疏を著している)の重要性を具体的な用例を挙げて説明する。十七条の一条毎の丁寧な言葉の使い方の解説を通し、この憲法に込めた聖徳太子の強い思い(氏族の力が強く天皇の権力が未確立の中でしっかりと国政を纏めたい)を理解できた。2026/03/28
261bei
2
漢文の和習(日本人特有のクセ)とネタ元になっている仏典の捜索という方法で進展してきた憲法十七条研究の成果を踏まえて読み下しと和訳、解説を一般人向けに書いた本。第一条の「以和為貴」の和というのは儒教でいう「小人の和」、すなわち全員一致であり、では全員一致で何を決定するべきかというと皇位継承だ、という具合に大変意味内容が明瞭で当時の状況との関連性もよくわかる。2025/12/17
takao
1
ふむ2026/02/26




