内容説明
\NHK「100分de名著」講師陣が贈る/
なぜ本を読んでも、
人生は変わらないのか。
情報はあふれている。
AIが考えてくれる時代。
それでも、なぜ本を読むのか。
速く読む。たくさん読む。
――それだけでは、人生は変わらない。
必要なのは、
本を「自分の人生」に接続する読み方。
「読むこと」の本当の意味。
斎藤幸平、小川公代、安田登。
名著を読み、人生を揺さぶられてきた人たちが、
その実感から語る、読書の核心。
マルクス、デカルト、孔子。
『フランケンシュタイン』『平家物語』ドストエフスキー。
遠い知識ではなく、
いまを生き抜くための視点を得る。
NHKプロデューサー秋満吉彦氏が、
制作の舞台裏と名著への補助線をひく。
本が読めなくなった人にも効く積ん読解消術。
「読んでおきたい名著77冊」リスト付。
多読や速読を超える、
「自分をつくる」ための読書論。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
63
最近知人から小川公代さんのことを紹介され、共著者の安田さんや斎藤さんも既知だったので、テーマの興味もあって手に取る。三人それぞれの流儀の本の読み方、内容に深くコミットしたり、印象深くするための方法が記されていて自分の読書法を振り返るきっかけになった。小川さんの、名著の中に欠けている視点を読み込み、現代に生かしていく方法、安田さんの、「論語」には、孔子の時代にはなかった言葉が使われている、という指摘には虚を突かれた思いがした。残された人生時間も限られる中、この一冊に思いを寄せて味わうことを目指していきたい。2026/06/12
はるき
13
100分で名著から派生した、読書がしたくてたまらなくなる素敵な本。自分を耕すために 読む。読み続ける。そうありたい。2026/05/07
coldsurgeon
12
読書により、自分の知識知見が増え、それがよりよき人生につながるというような、単純な書ではない。人生を変えるような本との出会いは、確かにあるが、それは偶然性が高い。読む人が、「問い」をいつも抱き、様々な機会に出会う書にのめりこんだ時、偶然に出会うものかもしれない。読書は麻薬のように私には嗜好性が強いが、少し別の視点を取り入れることにより、楽しみ方が変わりそうだ。老いにより忘却しやすくなっていく中で、血肉となるものが増えることはいいことだろうかと思いつつ、読書しよう。2026/05/07
toshibo
10
斎藤幸平さん、小川公代さん、安田登さんが、自らの人生経験と読書体験を通して「本が人をどう変えるのか」を語る一冊。効率やタイパが求められる時代だからこそ、すぐに答えの出ない名著と向き合う時間の大切さを改めて考えさせられました。読書とは知識を増やすためだけでなく、自分の価値観や生き方を深める営みなのだと実感できます。読書好きはもちろん、本を読む意味を見失いかけている人にもおすすめの一冊です。2026/05/30
biwacovic
6
斎藤幸平、小川公代、安田登という「100分de名著」のエースたちと、プロデューサーの秋満吉彦氏による「本を読むこと」についての本。自分の「読み方」のスタイルはある程度固まってきているが、こうやって達人のスタイルを学ぶのも良いトレーニングになる。・・・あとがきの秋満氏の「戦争を止めること」の一文は感動し、同感する。そう、全く役に立たないことかもしれないけど、日々そういう思いで僕は本を読んでいるのかもしれない。そしてこの本を起点にまた多くの本と出会うだろう。2026/04/30




