内容説明
たとえば、ゴジラが街を破壊するシーン。たとえば、エヴァンゲリオンの戦闘シーン。たとえば、『太陽にほえろ!』の犯人追跡シーン。たとえば、セーラームーンの変身シーン……名場面には名曲がつきもの。劇伴とは、映画、TVアニメやTVドラマなどの映像作品にて劇中に流される音楽のこと。本書は劇伴ならではの特徴と魅力を解説した初の入門書。日本の劇伴が独自のスタイルを獲得する経緯を、豊富な実例とともに紹介。世界を熱狂させる日本の劇伴の秘密に迫ります。
目次
第1章 劇伴ってなんだろう?
第2章 映画音楽の確立 『キング・コング』と『ゴジラ』
第3章 テレビ音楽の挑戦 『ジャングル大帝』と『ウルトラセブン』
第4章 抵抗と反逆のジャズ&ロック 『あしたのジョー』と『太陽にほえろ!』
第5章 アニメ音楽の旅立ち 『海のトリトン』と『宇宙戦艦ヤマト』
第6章 サウンドトラック・ビジネスの革新 『犬神家の一族』と『機動戦士ガンダム』
第7章 異世界を創造する音楽 『風の谷のナウシカ』と『AKIRA』
第8章 王道回帰と飛躍の時代 『美少女戦士セーラームーン』と『新世紀エヴァンゲリオン』
第9章 現代の劇伴 『鬼滅の刃』『ゴジラ-1.0』『リズと青い鳥』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
エドワード
24
書店で「面白そう!」と即購入。劇伴音楽とは、映像作品を彩る音楽のことだ。映画の都・ハリウッドに始まり、日本でも活動写真に劇伴音楽がついた。ゴジラ、鉄腕アトム、ウルトラセブン、仮面ライダーと続く流れにゾクゾクする。映像にあわせて作曲するフィルムスコアリング、テレビの連続ドラマに適した溜め録り方式。なるほどと思う。時代が下がって「スター・ウォーズ」「宇宙戦艦ヤマト」「風の谷のナウシカ」あたりは解るのだが、次第にアニメばかりになり、後半は流し読み。残念。時代劇、昭和のテレビドラマなども言及して欲しかった。2026/03/09
kei-zu
23
子どもの頃から映画音楽が好きで、本書にも紹介されている「銀河鉄道999(映画版)」「火の鳥2772」は購入したLP盤を繰り返し聴いた。新書のボリュームでよくぞ「劇伴」の歴史をまとめたと感心。もっとあれこれに触れてくれればとも思うが、本書が切り開いた地平に研究と議論が深まることを期待したい。著者のウェブサイトは20年以上前から参考にさせていただいており、ライブイベントでお話しを聞いたこともあります。2026/06/01
あいかわ
9
この作品の音楽好きだな、サントラ聴きたいなと思うことはあれど、映像音楽の歴史や作曲家などは全く詳しくない。そんな自分でも非常に読みやすく、ざっと歴史を辿ることができ、面白い本だった。デジタルが主流になった今だからできる制作方法もたくさんあるだろうけど、昔のオーケストラに演奏させて……というのはなかなか贅沢で羨ましかったりする。知らない作品や音楽も多く、都度調べ聴きながら読んでいたがなんと巻末にSpotifyのリストが!最初に知りたかった〜〜!2026/05/11
gu
6
『リズと青い鳥』冒頭の音響演出についてだけでも読んだ甲斐があった。2026/03/26
fukui42
6
映画やアニメ音楽。古いのもあってわからないのに、なんかわかる。宇宙戦艦ヤマトの話もいいね。2026/03/15




