食はいのち

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食はいのち

  • ISBN:9784344694361

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内容説明

作り手の顔が
見えにくい時代 ──

「家族のための食」から始まった
牧場の取り組みが、
“食の原点”を問いかける

添加物や遺伝子組み換え作物、価格競争や食品ロスなど、現代の「食」は多くの課題を抱えています。効率や利便性が優先されるなかで、私たちは「何を食べるか」よりも「どう手軽に摂るか」を重視しがちです。
しかし、日々の食事こそが体と心をつくり、人を良くする土台となります。著者は岩手県一関市で「Ark館ヶ森」を営み、豚や羊、卵、野菜、小麦までを自ら育て、加工し、レストランやファーマーズマーケットで届ける一貫・循環型農業を実践してきました。
その原点にあるのは、「家族に安心して食べさせられるものだけをつくる」という揺るぎない信念です。半世紀にわたる挑戦と継承の歩みを背景に、本書は「安全」「体験」「循環」「つながり」「未来」といった視点から、なぜ人は食にこだわるのか、なぜ農業はいのちを育むのかを問い直します。
生産者と消費者が顔を合わせ、自然とともに生きる営みのなかに、これからの食と社会の希望を見いだす一冊です。

目次

はじめに
第1章
年間20万人が訪れる山の上の牧場
──人々の心を解放する癒やしの空間を実現
食、農、いのちの体感型ファーム
生産者と消費者。互いの顔が見えるファームマーケット
ハーブを中心としたガーデンづくり
牧場を遊び尽くす「学び」や「体験」の年間のイベント
つくり手としてのArk館ヶ森
第2章
安心な食への想いから生まれた牧場
──「自分の家族のため」から「多くの人々のため」へ
愛する家族に食べさせられるものだけをつくりたい
「食はいのち」という言葉に込められた想い
農業は健康産業であるという強い自負
食の大切さを体現するオーガニックレストラン
いのちをいただく、いのちをつなぐ、いのちに感謝する
安心・安全な食を届けるために
無添加ハム・ソーセージづくりへの長い道のり
本当の贅沢な食事とは「豪華なもの」を食べることではない
第3章
安全で美味しいを創り出す農業
── 一貫生産・循環型農業、有機栽培、ファームマーケット構想
国営農地開発事業の農地を引き受ける
食肉だけでなく有機野菜を始めたワケ
アスパラ畑の戦い。雑草との格闘が教えてくれたこと
生産者も消費者もお互いに喜ぶことのできる場所をつくりたい
「食はいのち」を体現する3つのミッション
30年の歳月をかけてつくってきた循環型農業
第4章
社会とつながる農業の新たなカタチ
──循環型農業を創り出すつながり
飼料米生産により、地域農業の活性化につなげたい
日本は瑞穂の国、飼料は国産の米を使用する
自治体と連携したリサイクル施設
地域資源の好循環で食料自給率向上の可能性
地域社会とのつながり
地域交流「エコール館ヶ森」のイベント
30年続くチャリティーポークショー
障がい者就労支援「NPO法人ティラファーム」で農福連携を実現
第5章
農業を通して描く持続可能な社会
──日本の農業の明るい未来を創る
農業を通じて緑豊かな地球環境を整える
農業従事者の社会的地位を向上させる
若者が夢を持って働ける産業に
働きやすい環境づくりを進める
私たちが描く農業の未来図――農業の多角化
農業は明るい未来につながる産業分野
おわりに

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