内容説明
光と闇の陰陽師が交錯する平安ファンタジー サイコーに不器用でカッコいい源頼政の鵺退治!――川合章子(歴史ライター、「かしまし歴史チャンネル」スピーカー) 平安末期――「鵺」と呼ばれる異形が現れて人々を喰らい、京の都を恐怖のどん底に陥れた。その異形を退治せんと、落ちぶれながらも万夫不当の豪傑と名高い源頼政と、安倍家の異端の天才陰陽師・広賢たちが挑む。しかし、鵺の力はあまりに強大で……。貴族たちの謀略の仕掛け合い、頼政と宮女の恋も絡み、鵺との戦いは思わぬ様相を見せていく。大藪春彦賞、野村胡堂文学賞受賞作家が贈る、読み始めたら止まらない歴史活劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さつき
52
源頼政の鵺退治を題材にした作品。頼政と聞くと以仁王との挙兵がやはり思い浮かびますが、この作品では後年のエピソードは語られません。怪異さえも政争の道具にする摂関家の美福門院派と待賢門院派、そのどちらにも害にならない存在として鵺退治を命じられる頼政。そこに陰陽師のお家騒動もからみ、一筋縄ではいきません。どうなるのかハラハラしました。巻頭の鵺挿画コンテストも素敵な試みです。2026/06/08
信兵衛
16
見所といえば、やはり鵺との対決。 いやあ、これが本当に凄まじい。傷つけても傷つけても、何度も力を甦らせその度に強大化していく鵺とは、いったいどんな存在なのか。 最後はもう総力戦・・・。2026/05/06
ゆうき
11
安倍晴明と源頼光の子孫たちによる、闇の異形ぬえ退治の物語。 源頼光といえば酒呑童子だっけ??うっすら記憶にある程度の知識だけれど、面白そう!と手に取ったのですが… 陰陽道系、かなりマニアック。歌も詠んでます。 平安時代の物語はあまり読み慣れないからか、同じ姓や似たような名前、読み方が特殊な名前の登場人物が何度も出てくるので、なかなか読み進められず時間かかりました💦 最後にかけての怒涛の展開はなかなかスリリングでイッキ読み。 募集イラストは、どうせなら途中にいくつかはさんであってもよかったかな。 2026/05/07
sugsyu
2
平安シンゴジラ?がっつり妖怪が暴れまわり、陰陽師が活躍する伝奇ファンタジーだが、政治の駆け引きも大きいのが特徴。豪放磊落だが詩人としては繊細、家族思いだが好色、という主人公・源頼政のキャラクターも面白い(そして残された和歌を見るにその人物解釈は意外に正しい?)。2026/06/03
chuji
2
久喜市立中央図書館の本。2026年4月初版。初出「WEB文蔵」2024年10月〜25年8月。加筆・修正。鵺VS源頼政譚。2026/05/12




