内容説明
「このミス」1位のエンタメ王の映画化原作
映画化! 中国で興収150億円突破の大ヒット!
『両京十五日』で「このミス」1位となった中国のエンタメ王、
いまもっとも注目されるエンタメ作家・馬伯庸の最新作。
『三体』を手がけた訳者が太鼓判を押し、
『超高速!参勤交代』の原作者・脚本家、土橋章宏氏も感嘆、
誰が読んでも面白いノンストップ不可能任務エンタメ!
長安の下級官吏・李善徳に大出世のチャンスが舞い込んだ。近々おこなわれる楊貴妃の誕生を祝う宴に合わせて、妃の大好物であるライチの蜜漬(レイ枝煎)を調達し、長安の王宮に届ければよいだけ。簡単なプロジェクトだ。だが命令を受託した李は、おそるべき事実に気づく。
命令書が改竄されていたのである。届けねばならないのは「レイ枝鮮」、すなわち生のライチ。ライチは1日で変色、2日で香りが変じ、3日で腐るという。産地から長安まで2500km。こんな命令を実行するのは、神にも仙人にも不可能ッ――!
刻々と迫る楊貴妃の誕生日。李善徳は産地に出張し、輸送ルートを踏破し、地方官僚の妨害に苦しめられながらも、知恵と努力を振り絞る李善徳。任務に失敗したら文字通り首が飛ぶ。
そしてついに、プロジェクト決行の時が来た! だが計画を裏切るアクシデントが次々に襲いかかる!
唐代の社畜が挑む長安までの2500kmライチ急送作戦。
このインポッシブル・ミッション、果たして成るか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
55
映画が既にある中で本を読んだが、作者が馬伯庸と聞いて納得のエンタメに仕上がっている。 楊貴妃の誕生日を祝うため、官吏の李善徳に生のライチを届けろという指令が。 だが産地から長安まで2500キロあり、どう考えても不可能である。 だが李善徳には算段があり、それを上手く活用して不可能任務に挑む。 エンタメだけでなく時代性もしっかり取り入れられており、腐ったライチを最後にあるものと掛け合わせて物語を締めるのも上手すぎる。2026/05/28
しゃお
27
足の速いライチを新鮮なままで長安に運ぶ、まさにミッション・インポッシブル。無理難題を押し付けられてしまった李善徳。生来の不器用さは彼を更なる窮地に追い込むけれど、その不器用さは誠実さとの裏返し。困難の中で芽生える友情などは清々しい。けれどもそれゆえに更なる苦しみを生むことになる様は読んでいて痛々しかったです。なんとか全て良い方向にと願う中、上からの一方的な圧力に成すすべもない様子は、上からの理不尽な要求をのまざるを得ない経験をしてきた会社員には分かり過ぎるほどのものが。とはいえ中国歴史社畜物語、面白すぎ!2026/05/06
スイ
23
「私の一生は畜生と同じでした。ただあなたさまに一回人として扱っていただいただけです。もしかしたら、そのおかげで次の世では人に生まれ変わることもできるかもしれません。」 来たーーー!!大好き馬伯庸!! 今回も中間管理職のお仕事大変小説! 面白くないわけがない! 楊貴妃の誕生日のために遠方から生のライチを届ける、というまず不可能な命を受けてしまった主人公。 失敗したら処刑、という崖っぷちの中で駆けずり回り、策を探すのだけど、主人公のキャラクターがとても良く、どんどん好きになる。 彼に協力しようという人たちの2026/05/22
ばんだねいっぺい
19
面白かった。新鮮なライチが食べたくなった。映画も必ずや観ると誓った。2026/05/31
クレイン
16
なかなか面白かった。中盤の今までの仲間とのいざこざは読んでいて辛い。最終的にみんな仲良くともならずなんだかなぁと。政治が絡みすぎてて、一個人で上の人間に仕返しができるのはこのくらいしかないかもね。 2026/04/25




