記銘師ディンの事件録 木に殺された男

個数:1
紙書籍版価格
¥3,960
  • 電子書籍
  • Reader

記銘師ディンの事件録 木に殺された男

  • ISBN:9784152105059

ファイル: /

内容説明

世界幻想文学大賞・ヒューゴー賞受賞、MWA賞最終候補。『進撃の巨人』風異世界の本格派ミステリ

帝国辺境で技術省高官が変死した。体から突然、巨大な木が生えたのだ。捜査を開始したアナとディンは十人の技術省技師が同様に死亡し、海から現れる巨獣を阻止せんための防壁が破壊されたと知らされる。帝国を揺るがす事件の謎を二人は解くことができるのか!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

68
身体から巨大な木を生やして死んだ男。この事件を調べるのは切れ者でそして変人の捜査官アナと新人の助手ディン。ミステリなのかSFなのかファンタジーか、ジャンルを軽く凌駕する独創的な世界観がユニーク。海から現れる巨獣リヴァイアサンに悩まされるカナム帝国。巨獣と戦うために人々は人体に改変を加え特殊な能力を持つ。見たもの全てを記憶する記銘師のディンはアナの手足となり事件現場を記憶する。そして彼女の優れた頭脳により事件は早々に解決するのだが更に国を揺るがす大きな事件が2人を待ち受けていた…。最後まで気が抜けない1冊。2026/05/02

オフィーリア

51
めちゃくちゃ良かったです!質の高すぎるSFファンタジー×ミステリ。襲来する巨獣に生体改編技術、作り込まれた最高に魅力的な世界観で、この世界ならではの謎を散りばめつつ瞬間記憶脳力の助手と安楽椅子探偵のバディもののミステリをやっちゃう贅沢な1品。2026/04/30

sin

48
変死体が発見された現場に遣わされた捜査官助手のディンは、記銘師=全てを記憶する能力を植え付けられた者であり、木剣しか持たせてもらえない今は見習いの立場である。“あぁ、使いっ走りかぁ〜”と思い読み始めたが、中々どうして一筋縄ではいかない物語だ!特殊な殺人はこの特別な舞台設定故ではあるが、ファンタシーと言えど魔法の様なある意味でなんでも有りな能力ではなく、肉体改造が基本と云うのも物語のリアリティを繋ぎ止めている。その上で記銘師のディンは特殊な能力を併せ持つことを披露し読者を楽しませてくれる。続編が期待出来る。2026/05/12

オーウェン

48
SFなのかミステリなのか、それともファンタジーなのか。 要約が難しいが、捜査官のアナは部屋にこもりがち。 なので記銘師のディンは事件現場で見たものをすべて記憶し、それをアナに伝えて事件解決を目指していく。 事件と同時にそれを彩る世界観が目新しく、リヴァイアサンの存在によって常に不安定な世界。 だから事件が解決しても、それだけの脅威では終わらせない。 どうやら続編があるらしいが、この探偵と助手のコンビの掛け合いは変わらずにしてほしい。2026/05/03

よーよー

46
​ミステリー、SF、ファンタジーの醍醐味がすべて凝縮された、自分にとって最高にドストライクな作品だった。 特に、入念に作り込まれた「人体への移植や浸透」という異質な生体技術の設定が素晴らしく、物語の世界へ一気に引き込まれた。緻密に張り巡らされた伏線も秀逸で、「もしかしてこれが繋がるのか?」と推測しながらページをめくる時間がとにかく楽しかった。 本国ではすでに続編が出ており、5部作の構想もあるとのこと。この記念すべき第1作目をリアルタイムで味わえた興奮を胸に、早くも次巻の翻訳が待ち遠しくてたまらない。2026/05/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/23163777
  • ご注意事項