内容説明
王から后妃への手紙、留守番の妻から単身赴任の夫への私信、子供向けの「なぞなぞ」、麦についての会計簿、世界最初の平和条約……太古の粘土板に刻まれた楔形文字を読み解き、彼らの肉声に耳を傾ける。ウルク、アッカド、ニネヴェなど古代オリエントで輝きを放った諸都市を周遊する気分を味わえる、最良のガイドブック!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
MUNEKAZ
16
出土された楔形文字史料や遺跡から古代メソポタミアの都市を紹介した一冊。ウルク、バビロン、ニネヴェなどの有名どころや大帝国の首都はもとより、マリやウガリトといった比較的マイナーな都市も扱っているのがよい。本書で紹介されている遺跡のいくつかは、昨今の中東地域の混乱の中で、来訪がかなり難しくなっている現状に、胸が痛むところである。2026/05/25
さとうしん
13
ウルク、バビロン、スーサなど、古代オリエントの各都市を治めた王朝の歴史を、遺跡と楔形文字による記述からたどるという趣向。この人は何冊も同じような本を出しているが、都市を単位とするというのはなかなか面白い。各地での著者の見聞も反映されている。2026/05/08
月をみるもの
9
メソピタミアの通史って感じなんだけど、全体の軸がないのでだんだん読むのがつらくなる。せっかくタイトルに入ってる「楔形文字」をメインにして、古拙文字からアッシュル・パニバル図書館までつないでくれたらずっと面白くなっただろうに。 2026/06/27
takao
2
p.45 ウルク古拙文字による文書の大部分が家畜、穀類、土地などについての家計簿である。 p.45 その後、葦のペンを粘土板に押すことで、楔形文字への転換が完成した。 2026/06/18
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