文春e-book<br> 幸せな結末 大滝詠一ができるまで

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文春e-book
幸せな結末 大滝詠一ができるまで

  • 著者名:萩原健太【著】
  • 価格 ¥1,900(本体¥1,728)
  • 文藝春秋(2026/03発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163920801

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内容説明

30年以上封印されていた音声、初の書籍化

「まあ、これが遺作だな。死後公開だ」
学芸会の劇ではいつも主役で、12球団全部のマークを自分で手描きした野球帽をかぶり、蓄音機でDJをやっていた少年時代。高2の夏の一目惚れから始まった一生の恋。岩手から上京し、細野晴臣の家に集い作曲を学んだ「はっぴいえんど」前夜。バンド解散後に手がけたCMソングがテレビで流れたときの喜び。ナイアガラ・レーベルを創設し、アメリカン・ポップスが大好きだった少年時代に原点回帰した「ロンバケ」の大ヒット。壁一面ビデオ・デッキで埋め尽くされた伝説の部屋。インターネットが一般的になる前からのめりこんでいたパソコン通信。放送直前に完成した完璧なドラマ主題歌――
1991年8月、「死後公開」を約束に、親交のあった著者が聞き手となって福生の仕事場に三日三晩泊まり込みで行われたロングインタビュー。カセット・テープに録音されて30年以上封印されていた「軽妙洒脱な語り」をそのまま活かし、深い愛情を込めて綴った、POPの頂点を極めた大滝詠一の知られざる素顔。

教師をしながら一人親で息子を育て、欲しがる雑誌は全て定期購読し、ラジオを与えて「大滝詠一」の礎を築いた母。新婚時代、ラジオ局が激安で放出した大量の中古レコードを「全部買えば」と鼓舞した妻……ふたりの女性の格好良さにも痺れ、朝ドラのような展開に心が熱くなるノンフィクション!

ぼくはこの3日間を記録した膨大なカセット・テープの山を棚の奥にしまい込み、内容をどこにも公開せずにおいた。
でも、大滝さんが突然逝去された2013年からもすでに10年以上。そろそろかな、と。
大滝さんの言葉をもう一度、まあ、超膨大な情報量のうちのほんの一部ではあるのだけれど、世紀を超えた今の空気の中に解き放ってみようと思う。(「第2章」より)

大滝さんは誰かを聞き手に立て、自分の考えを“証言”として残すことを好んだ。そうした意味で本書は、ぼくを聞き手に大滝さんが綴った記録帳のようなものなのかもしれない。(「あとがき」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

真朱

8
図書館で借りた。今更ながら「幸せな結末」が「はっぴいえんど」だったんだー!と気が付くという・・遅すぎ。大滝さんのラジオ聴きたかったな。この書き起こしには「笑」を入れないようにした、と萩原さんが序章で書いているけど、やっぱり少しは入れてほしかったかな。いま、ルースターズのインタビュー集も読んでいるけど、やっぱりミュージシャンの人間関係て面白い。面白いインタビュー集になるには、聞き手の知識やセンスも大切だよね、としみじみ実感しました。この間読んだミッシェルのインタビュー特集とか酷かったもんなぁ・・・2026/05/16

mawaji

6
萩原健太氏によるインタビューによって浮かび上がる大滝詠一の真実の事実、とても興味深く読みました。高校生の頃はTBSラジオの深夜放送で「土曜の夜の恋人に」や「朝寝坊」のジングルなど毎週耳にしており、浪人中はラジオ関東で「ゴー!ゴー!ナイアガラ」をリアルタイムで聴いていたことなど懐かしく思い出しながら読み進みました。本書で「滝」と「瀧」の使い分けを知ることができて50年ぶりくらいにスッキリした感じ。大滝詠一より長生きしてしまった事実に感慨を覚えながらも自分が好きなことに打ち込むことの大切さを噛み締めつつ読了。2026/06/14

uh

6
お母さん大滝詠一にお金をかけてやってくれてありがとうございますという気持ち2026/04/12

O-chami

5
2013年末65歳で逝去し速12年余。大ファンで後輩で音楽評論家でもある萩原さんが『ロング·バケーション』10年後の1991年、三日三晩泊り込みロング·インタビューを元に書き下ろした一冊。何故なら大滝師匠に「これが遺作〜死後公開だ。死んだら出していい、でも死ななきゃお蔵」と云われてたから…💦 幼少期から青春時代、デビューからの浮沈みや紆余曲折、プライベート迄を新たな真実てんこ盛り驚愕の労作にリスペクト頻りです。BGMは3月発売の50周年記念BOX「Niagara Triangle vol.1」で🎶2026/04/13

ponta

5
この本を読んでから、大滝詠一のいくつかの作品を聞き直したりしたが、古き良きアメリカンポップスなどを参照・研究し、独自の解釈でロックに日本語を乗せることに成功したミュージシャンとしての偉大さを再確認できた。この本ではどのような変遷を経て大滝詠一というアーティストが出来上がったのか、はっぴいえんど時代からリアルタイムで大滝の音楽を聴いてきた萩原健太の本人へのインタビューで詳らかにしていく。これだけのことを聞き出せたのは、2人の信頼関係があってこそのことと思わせる。ファン必読の本。2026/04/05

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