〈平等〉の人類史――先史時代からアイデンティティ・ポリティクスまで

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〈平等〉の人類史――先史時代からアイデンティティ・ポリティクスまで

  • ISBN:9784867931301

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内容説明

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「格差=不平等」は是正されるべきだ――では、そもそも〈平等〉とは何なのか?

起源と広がりを人類史の中に辿る〈平等〉の思想史の決定版!

「不平等」と比べ、正面から取り上げられることの少なかった「平等」という概念を、歴史のなかに現れた様々な姿から、明らかにする。

★トマ・ピケティ推薦!!
「この本が、今ほど必要とされている時代はない。平等の歴史と未来に関心を持つ全ての人々の必読書。」

・扱う時代は、狩猟採集時代からフェミニズム、BLM運動まで。
・奴隷制、枢軸時代、古代ギリシャ、キリスト教、フランス革命、主権国家、ファシズム、フェミニズム、公民権運動などの多様な主題と〈平等〉思想の、知的格闘の歴史を明らかに。
・差別・格差の根源を歴史に学び、現代の社会問題に取り組む上でも重要な指針となる。

【目次】
序文――想像上の平等
第Ⅰ部
1逆転――太古からの平等の歴史
2喪失――奴隷制と搾取に屈した人間
3仲間意識――枢軸時代における平等の発明

第Ⅱ部
4正義――古代ギリシャにおける同等者たちの平等
5復活――キリスト教の平等と三位一体のイメージ
6友愛――啓蒙主義時代における平等の再発明
7平準化――平等の大鎌とフランス革命

第Ⅲ部
8幻想――各人の能力に応じたものから、各人の必要に応じたものへ
9 支配[ドミネーション]――民族[フォルク]の平等
10 均衡――主権平等と世界の諸国民
11 夢――平等の導き手と宇宙の道徳の弧
結論――平等の危機
謝辞
原註
訳者あとがき

【著・訳者プロフィール】
ダリン・M・マクマホン(Darrin M. McMahon)(著)
ダートマス大学歴史学教授。著書に『Happiness: A History』、『Divine Fury: A History of Genius』がある。

東郷 えりか(とうごう・えりか)(訳)
上智大学外国語学部フランス語学科卒業。訳書に、アマルティア・セン『アマルティア・セン回顧録』上・下(勁草書房)、トリストラム・ハント『エンゲルス──マルクスに将軍と呼ばれた男』、デイヴィッド・W・アンソニー『馬・車輪・言語』上・下(以上、筑摩書房)、アンジェラ・サイニー『科学の女性差別とたたかう』、『科学の人種主義とたたかう』(以上、作品社)など多数。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

どら猫さとっち

14
人間は平等であるべきだ。そう思う人は、少なからずいるだろう。しかし、その歴史はどこから来ているのだろうか。キリスト教、フランス革命で、平等は形づいたといえる。しかし、歴史はときにそれを否定し、歪んだ形で作られていく。本書は平等がいかに受け入れられたかを検証していく。平等であるべきだと考えながら、差別する/される人たちを見て、本当に平等はあり得るのか考える自分がいる。2026/04/10

YASU

1
不平等の人類史はこれまでも様々に論じられてきたが、では“平等”を人類はどのように意識化してきたか。それは紀元前、哲学や宗教が現れるのと同時期に想像されたのだという。人類は宗教の中に平等を追い求め、近代革命の時代に理想化された。じっさい、20世紀の福祉国家化や第三世界の独立等は歴史上もっとも不平等が縮小した時代だったのだが、逆に2010年代以降は内国的にもグローバル的にも格差拡大へと転じる。かくしてポピュリズムとアイデンティティポリティクスの時代が到来。そんな流れを大雑把につかむには良書だ。2026/05/22

Go Extreme

1
先史:狩猟採集+共有=自然平等→定住:農業革命+私有=階級化-平等→古代:哲学+一神教=人間尊厳+道徳平等→中世:封建制+身分制=厳格秩序-社会移動→啓蒙:自然法+市民革命=普遍人権+権利平等→近代:産業革命+労働運動=社会政治的平等闘争→現代:多様性+アイデンティティ⇔新不平等2026/04/09

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