内容説明
変わらない熱、変わりゆく在り方。幼なじみ、憧れの先輩。名探偵、吸血鬼。映画の記憶、忘れぬ想い出。愛以外に何がある? ……8人の名手が書き下ろし・オール読み切りでおくる、百合小説アンソロジー。
〈収録作品(全8篇)〉
阿部登龍「わたしが愛したファイナルガール」
空木春宵「fallin XXXX with...」
桜庭一樹「来世は春の泥になりますように」
雛倉さりえ「庭園香」
文月悠光「気づかれない私たち」
麻耶雄嵩「大行司春香最初の事件」
宮田愛萌「檜扇」
宮田眞砂「十年経っても」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
23
8人の名手が書き下ろし・オール読み切りでおくる、多様性に富んだ百合小説アンソロジー第2弾。友達の女の子とママとお母さんの知らなかった過去を知る冒険。離れ離れになった幼馴染との突然の再会。名探偵を1年間悩ませた未解決密室殺人事件の思わぬ真相。先輩への憧れと呪縛。香道で繋がったギャルが抱える苦悩。同棲相手の吸血鬼との共依存関係。銃乱射事件で亡くなった親友への想い。自分をずっと気にかけてくれた友人との絆。少しずつ変わっていく不安定な関係性を噛みしめるようなそれぞれの距離感がどれも秀逸で印象に残る短編集でしたね。2026/04/06
ほたる
10
「十年経っても」シンプルイズベスト。開幕にとても相応しい百合。「大行司春香最初の事件」著者名を見て身構えて読み進めて。そんなと思いつつも面白いと思ってしまう。「檜扇」学園のワイワイ感が良かった。「来世は春の泥になりますように」一番苦しい気持ちに。「庭園香」この一冊の中で一番のお気に入り。鮮烈な出会いから始まり、香道を題材に彼女たちの気持ちを解きほぐしていく。想いの乗った香りに、ギュッと心が強く締め付けられた。その文章にもまた惹き込まれる。2026/04/13
leo18
6
百合アンソロジーの第二弾。桜庭さんと麻耶さん以外は初読みの方々。宮田愛萌『檜扇』、雛倉さりえ『庭園香』の2つが抜けて良かったな。シンプルに関係性を丁寧に描いてるのが好み。麻耶さんのも意外性あるオチで良かった。2026/04/21
うさみP
6
太陽よ、月よ、星々よ、私たちはここにいる。どの作品も上質だが、読み手の百合に対する思想によって印象や濃淡が分かれるけど、これこそアンソロだな。ママとお母さんの娘が友達と己のルーツを探す冒険『十年経っても』は、あらゆる営みに潜む苦しみを優しく肯定して居心地が良かった。香道と名家ギャルの組み合わせがオタクを撃ち抜く『庭園香』薬○吸血鬼と彼女を支える少女の変奏奇譚は心苦しい『fallin‘』多数派による暴力と搾取、ままならない中でのシスターフッドをポップに重く書く『来世は春の泥〜』のは流石。2026/03/15
ジャム
3
百合小説アンソロジー。麻耶雄嵩「大行寺春香最初の事件」はお嬢様学校で名探偵と呼ばれる大行寺春香を1年間悩ませる未解決の密室殺人事件を彼女のワトソン役を巡って争われる百合要素と絡めて痛快な1編だ。他には先輩後輩の百合の呪縛を描いた宮田愛萌「檜扇」、吸血鬼に命を救われ契約を交わした女性を描いた空木春宵「fallin,XXXwith...」、ホラー映画を一緒に撮った最愛のファイナルガールを銃乱射事件で亡くし仮想世界に逃げ込む阿部登龍「わたしが愛したファイナルガール」が印象に残った。2026/03/29
-
- 電子書籍
- 魔力ゼロだけど物理魔法で最強です【タテ…
-
- 電子書籍
- あの子は騎士【単話】(2) サンデーう…
-
- 電子書籍
- NHKスペシャル 恐竜超世界 IN J…
-
- 電子書籍
- ベトナム9 現地取材! 世界のくらし
-
- 電子書籍
- オーケストラ、それは我なり 朝比奈隆 …




