内容説明
2022年7月8日、安倍晋三元首相が選挙演説のさなかに山上徹也によって銃撃された。
凶弾を放った山上の「絶望と危機感」の正体とは何か。
なぜ、山上はここまで追い詰められたのか。
戦後初めて、首相経験者が殺害された悲劇は、社会の何を炙り出したのか。
事件当日から判決までの1294日間、山上を追い続けた読売新聞大阪本社記者による渾身のルポルタージュ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hideto
5
安倍元首相が銃撃されてからもう4年近く。犯人の山上被告に「無期懲役」の判決が出たのはつい先日。控訴したため、この裁判はまだ続くわけですが、事件発生から、なぜ起こったのか?を読売新聞の記者達が迫ったルポルタージュです。山上被告の人生を追いかけると、母と統一教会との関係が彼を追い詰めていったことがよくわかる一方、なぜ最後は安倍元首相にたどり着いたのかについては、ある種山上被告の身勝手さが出ているかなと。この銃撃がなかったら、統一教会の裏の顔は明らかにされないままだったのかと思うと、それもやるせない気がします。2026/03/29
yuuguren
3
本書を読むまでは、どちらかと言えば山上被告により同情的であり、憎むべきは旧統一教会であり一審判決の無期懲役はやや厳しいものではないのかと感じていた。しかし山上の半生のパートを読むにつれ殺人を犯す前に引き返せたポイントがあり、司法的には妥当な判決ではなかろうかと考えるに至った。読売新聞ではない新聞を購読しているので何とも言えないのだが、改めて整理したものを読まないと事件への深い洞察が得られないのは、普段の新聞の読み方が足らないためなのだろうか?2026/03/27
yukako
1
山上被告が他者に助けを求める事をはなから諦めていたところは、自分もその傾向があるなあ。他人に期待をしないと腹も立たないからね。本人はフライドが高いから、他人に弱いところを見せられず、まさしく「孤立」していたんだろうな。どうも本人の生い立ちの過酷さに注目してしまうけど、文中にあった「暴力に意味を与えてはいけない」も重要ですね。2026/03/21
a.i
1
★★★★ 2026/03/16




