絶望の凶弾 安倍元首相銃撃事件 山上被告を追った1294日

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絶望の凶弾 安倍元首相銃撃事件 山上被告を追った1294日

  • 著者名:読売新聞大阪本社取材班【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 中央公論新社(2026/03発売)
  • 澄みわたる秋空!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~11/8)
  • ポイント 570pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120060045

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内容説明

2022年7月8日、安倍晋三元首相が選挙演説のさなかに山上徹也によって銃撃された。
凶弾を放った山上の「絶望と危機感」の正体とは何か。
なぜ、山上はここまで追い詰められたのか。
戦後初めて、首相経験者が殺害された悲劇は、社会の何を炙り出したのか。

事件当日から判決までの1294日間、山上を追い続けた読売新聞大阪本社記者による渾身のルポルタージュ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

164
純粋な人間は危険だ。自分の思想信条こそ絶対の正義と思い込んだ時、純粋無垢な人ほど暴走する。家庭を壊すほど旧統一教会を盲信した山上徹也の母も、そのために人生を狂わされた山上自身も、純粋さ故に他者を犠牲にしても構わないとまで突き進んだ。進学を断念し兄が自殺して孤独に苛まれた末に「なぜ自分がこんなに苦しまねばならないのか」との絶望に囚われ教会指導者殺害を考えた。それが無理なら教会を支援する政治家と見なした元首相を代理として殺せば、自分の尊厳を回復できると思い込むまで追い詰められるプロセスは純粋さが生んだ悲劇か。2026/04/15

白ねこ師匠

36
[★★★☆]街頭演説中の安倍元首相が銃撃により殺害された事件と、その犯人山上徹也の半生を追ったルポ。読んで良かった。父の自死、母の強烈な宗教傾倒、内向的で自責傾向の強い性格など、独力での克服が難しい様々な要素があったことについては、率直なところ同情の念を禁じ得ない。思春期に人並みに自己肯定感が育っていたら…。でも殺人の罪は重大で、安倍氏を狙った理由も自己中心的。境遇によって正当化される点はないと改めて思った。裁判での妹さんの証言があまりにも悲しくて胸が潰れる思い。あと取材班がみなお若いことにびっくりした2026/07/04

ばんだねいっぺい

25
当然のことながら、第一義としては、事件の被害者のことだが、信教の自由は、絶対に守りたいが、公共の福祉は?児童の保護は?と疑問ばかり。むしろ、規制なくして、既存団体を守れないのではとも思う。被告自体も冷静に「額の問題」と認めている。でも、やはり、皆さん、思うように母と子のコミニュケーションの断絶こそが根幹である。2026/08/15

yuuguren

21
本書を読むまでは、どちらかと言えば山上被告により同情的であり、憎むべきは旧統一教会であり一審判決の無期懲役はやや厳しいものではないのかと感じていた。しかし山上の半生のパートを読むにつれ殺人を犯す前に引き返せたポイントがあり、司法的には妥当な判決ではなかろうかと考えるに至った。読売新聞ではない新聞を購読しているので何とも言えないのだが、改めて整理したものを読まないと事件への深い洞察が得られないのは、普段の新聞の読み方が足らないためなのだろうか?2026/03/27

どら猫さとっち

17
何故山上徹也被告は、安倍元首相を銃撃せずにはいられなかったのか。この国を震撼させた2022年7月8日。その日以前から事件当日、そして法定を追ったルポルタージュ。家族との確執、統一教会への怒り、進路も就職もうまくいかない現実への絶望。彼の犯行の動機をみれば、自己責任や自業自得と言うのもわかる。しかし、どうにもならない苦しみは、正しく生きることでなくせるだろうか。彼の絶望も焦燥も、この事件の背景にあるものも、これからずっと考えていくだろう。2026/06/28

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