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内容説明
法然・親鸞・一遍・日蓮・栄西・道元。鎌倉仏教の開祖たちは、平安の巨人・空海と向き合い、その思想を再解釈し、批判し、継承した。念仏、即身成仏、曼荼羅、修行観、救済論……、それらの核心には、常に空海の思想があった。「断絶」ではなく、「連続」として日本仏教史をとらえ直せば、宗派を超えた「知の構造」が立体的に浮かび上がってくる。日本人の精神史を根底から照らし直す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まえぞう
23
鎌倉仏教に空海の密教の影響があるという筋立てです。第1部で空海、第2部で主要な鎌倉仏教の解説がされていて、それぞれの簡単な概説になっています。「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」は真言と言えるというのは確かにそうだと思います。2026/08/24
かずい
5
法然、親鸞、日蓮、道元などの鎌倉仏教は空海・最澄の平安仏教の改革派として出現したものではなく、空海の密教を触媒として普及したものである。空海の密教は大乗仏教の長期の修行による成仏論を批判し、成仏までの長期の時間を短縮し即身成仏として現実肯定路線とした。故に空海の密教は顕経よりわかりやすく鎌倉仏教、後の新仏教の影の立ち位置として存在していた。書くと長くなるので割愛するが鎌倉仏教の中で日蓮は特殊であり別枠かもしれない。また当時の僧侶は官僧侶で現在の公務員ということが興味深い。2026/10/18
いぬたち
3
空海が日本にもたらした密教が同時代及びその後に栄えた仏教にどのように影響を与えたのかという著者の考えを基に書かれた本。ビジネス書の体をなしているが仏教の最低限の知識を要するがそれぞれの仏教のつながりを論理的に説明がなされており空海から鎌倉仏教を興した人々の流れの論理的な展開を垣間見ることができる。2026/08/19
がんこおやじ
2
内容はとても良いと思うが、何しろ私に知識がないので、どのくらい良いのかが分からない。評価の付けようがなかった。空海が巨人であることを再確認できて、それが他の人にも多大な影響を与えているのを再確認できた。2026/04/05
ちえぞう
1
ムズい。むずかったよう。ブッダが輪廻転生を主張していたわけではないけれど、ブッダ自身が生きている時から人生何回目で前世はこれこれとか伝説あるのが面白い。インドから発生した仏教が土着の信仰の要素を取り入れつつ、シルクロード経由海路経由で中国に伝わり、わりと初期の頃に入唐していた空海が日本に持ってこられた。キリストは色んな考えが出てきたら本筋からそれたと判断されると異端と切り捨てられる。日本は鎌倉時代、末法思想でどんどん増えてく。でも空海が日本にもたらした密教要素は入ってるよって話。空海の文字そのものが真言!2026/10/24




