ヤマケイ新書 温暖化で日本の山に何が起こっているのか シカ、クマ、ライチョウが棲む山の生態系の危機

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ヤマケイ新書 温暖化で日本の山に何が起こっているのか シカ、クマ、ライチョウが棲む山の生態系の危機

  • 著者名:岡山泰史【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 山と溪谷社(2026/03発売)
  • いよいよ秋の気配!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~9/13)
  • ポイント 325pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635510936

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内容説明

富士山では永久凍土がとけ、南アルプスではお花畑が消え、丹沢や筑波山ではブナ林の荒廃が進んでいる。一見ばらばらに見えるこれらの異変は、長い進化の歴史のなかで保たれてきた山の生態系が、いま大きくバランスを崩しつつあることを示している。その背景にある共通のキーワードが「地球温暖化」だ。
豪雨による登山道流出、シカやイノシシの異常繁殖、クマの出没、生物季節の攪乱──。山で起きている変化は、地球規模の温暖化と密接につながっており、私たちの暮らしや経済活動とも無縁ではない。豊かで便利な暮らしを支えてきた活動が、結果的に高山生態系を危機に追い込んでいるとしたら、いまその現実を知ることは、誰にとっても欠かせないことだろう。

本書は、大雪山から霧島連峰・韓国岳まで、日本各地の山で進行する異変を現地取材と最新研究で追った。伊吹山のシカ食害、南アルプスの高山植物の衰退、北アルプスの氷河やライチョウ、富士山の永久凍土──。個別の事例を「温暖化」という軸でつなぎ、山岳環境全体の変化を浮き彫りにする。
月刊誌『山と溪谷』の連載から大幅に加筆。
いま山で何が起きているのかを知り、これから自然と暮らしを考えるための一冊。


■内容
第1章 世界で最も気温が高い場所にある日本の「氷河」の行方
第2章 温暖化時代を生き残れるか? 奇跡の鳥ライチョウが飛んだ日
第3章 消えたお花畑――シカの食害と温暖化
第4章 マイクロプラスチックの雪が降る
第5章 変わりゆく霊峰高尾山と2つの危機
第6章 世界の山の温暖化事情最前線
第7章 「登れない名山」伊吹山のシカと豪雨災害
第8章 ブナの森が消える日
第9章 溶ける富士山
第10章 登山道で環境を再生させる
第11章 なぜクマは山を降りるのか?
第12章 花が咲いても虫がいない? 狂わされた生物季節

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Shoji

22
地球温暖化がもたらす環境破壊に関するケーススタディ。考えさせられる内容。2026/06/01

roatsu

9
題名どおりのテーマと必ずしも温暖化だけの話か?と思うテーマとに分かれるが、身近な登山を通じて見えてくる現在進行形の日本の山野の激変を実感する上で良い一冊だと思う。氷河問題など海外に話が飛んだり、温暖化の性質からも日本の山に話はとどまらない。キリマンジャロ氷河の縮小が温暖化でなく乾燥化の結果だという話は興味深かった。非科学的かつ乱暴にナラティブ化され、それをネタにポジショントークを展開したい勢力のアイコンにされる現象は他にもあるだろうからやはり個人が知見を育てるしかないかという感じ。高尾山の件は温暖化もある2026/05/28

yamareco51

4
高尾山の山道が木道が多くなっていたのが、数十キロの動物(人間)が踏み固めてしまって影響を与えているということを初めて知った。それでも高尾山は種の多様性から何とか耐えているのか、、、伊吹山はいまだに登山道が復活せず残念。鹿が多いとのことだが、春に行ったときには確認できず。熊の冬眠にも温暖化が関与している話など、地味だが興味深い話が色々。2026/06/12

1
(202603,519.81)温暖化で海がおかしくなっているのなら、そりゃ山も同様だよね。マイクロプラスチックが山にも?というのはゾっとなった。クマの部分で軽井沢の「追い払い」が紹介されていて、もしや、各地の熊駆除反対派は、こういうことをやれと言っているのかも?なぜマスコミは伝えないのか?口絵の年代の写真対比、明らかに荒廃する山を見ると怖くなる。山の日に読んだけれど、こういう警告を山と渓谷社が発していることは意義深く、学者や、登山あっせん観光業者、そして山に登る人ももっと発信してほしい。2026/08/12

a.i

1
★★★ 難しいかと思ったけど、アホ(私)にもそれなりにわかるように書かれていて読みやすかった。2026/04/11

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