内容説明
『歎異抄』は親鸞の死後、直弟子である唯円が、耳の底にとどまり響いていた親鸞の言葉を記した語録である。全体を貫いているのは、「異なることを歎く」精神である。本書では特に、真宗の精髄である「本願による救い」「念仏とは何か」「悪人の成仏」を読み解き、親鸞の仏道に迫るとともに、現代を生きる私たちが、『歎異抄』の心にいかに救われるかを考える。
※本書は2011年に刊行された「シリーズ親鸞」第七巻『親鸞の説法』(筑摩書房刊)を文庫化したもの。
感想・レビュー
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n yamamoto
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「悪人なおもて成仏す」で有名な親鸞聖人。その善悪は一般の善悪ではなく仏教の善悪だった。仏道修行して悟る人=善人=自力の人、悟れない人=悪人。 さて、親鸞の時代も今も入滅(釈尊の死)から時間が経ちすぎて末法の世、法・律・僧伽がかすみ誰も悟ることができない世紀末。ならなぜ仏道はまだ伝わってるのか、いろいろな訳の仏説無量寿経と観無量寿経と阿弥陀経を読み解くと我ら凡人(悟れない悪人)は阿弥陀仏の力(他力)で救われると発見したよ。 ってのが浄土真宗らしい。救いの理屈は師匠の法然上人の浄土教と同じよう。2023/07/11




