内容説明
単なる個人間のトラブルの問題? あの人は芸術家だから仕方ない?仕事は辛いけど幸せ?――近年まで見えにくかった芸術分野におけるハラスメントの実態を,アート界の歴史やジェンダー非対称な権力関係をひもとき,事例豊富に描き出す.被害を認識する/加害者にならないためガイドラインも収録.
目次
序 章……………竹田恵子
第一章 美術の歴史から考えるハラスメントの構造……………吉良智子
第二章 社会調査からみる芸術分野の構造とその問題……………竹田恵子
第三章 美術モデルを取り巻くハラスメント
――その哲学・倫理学的考察……………横田祐美子
第四章 アートの現場から見えてくるもの
――越境する環境から見たハラスメント……………長倉友紀子
終 章……………竹田恵子
謝 辞
芸術分野におけるハラスメント防止ガイドライン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
manabukimoto
4
芸術分野におけるハラスメントの捉え方。個人間のやり取りを超えた「構造」的な問題視を。 モデル問題。描く男と描かれる女という非対称的な関係。「女性は創造する主体ではなく、男性に霊感をもたらす客体である」という男達の壮大な勘違い。 ギャラリーストーカー、SSWおじさん、クラシックおじさん。若い女性に根拠不明のマウントを取りたがる中高年男性たちの傍若無人。 鑑賞者でなく、干渉者として振る舞いたい哀れな男たち。取り締まり出禁にすればいい。 競争激しく女性芸術家たちの連帯が難しいとのこと。 小牧市中央図書館蔵書2026/06/05
pppともろー
4
芸術・芸能業界で多発するハラスメント。構造上なかなか問題化しにくい。実際のモデルの方の話はリアル。ヌードと裸は違う。2026/03/11




