内容説明
あの人と過ごす「おやつ」の時間が、今日を乗り切る力をくれる。
妻子ある相手と夜をともにした伊豆の山奥のホテルで。忘れられない同級生と屋上前の踊り場で。さまざまな果樹が茂る瀬戸内海の島の庭で。もうすぐ卒業するメンバーと取り組む最後の仕事で。幼い息子との思い出のドーナツショップで。憧れの女性たちと出かけたいちご尽くしのピクニックで。心とおなかの空腹をあたたかく満たしてくれる珠玉の6篇!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
aki
19
美味しそうなおやつをお供に紡がれた6つの短編。不倫の代償に知りえなかったスイーツを知った女性。子供の頃あんぱんに救われた同級生との思い出。両親を事故で亡くし、悲しみの底から救い出してくれた叔父とのマーマレード作り。アイドルグループのメンバーと大好きなクレープでの繋がり。大学生で一人暮らしを始める息子と思い出のドーナツ屋で出会った幼子が重なり過去を懐かしむ母親。いちごのスイーツ作りと母の愛。どれも食べたくなる美味しさが伝わってくるスイーツと、そこから思い浮かんだ人と今の自分の気持ちが繋がる優しい物語。2026/03/22
遙
11
前向きで心温かくなる内容が占めていて、良いラインナップでした。 特に好きだったのは名取佐和子さんの[ドーナツ息子] 伊吹有喜さんの[ストロベリーの歌] どちらも親子の愛情が胸打つシナリオと、その食べ物への思いれがしっかり書かれていて、心に残るエピソードでした。 美味しさの理由は、忘れられない思い出。 読み応えたっぷりな、名だたる著者さん揃いのもぐもぐアンソロジー。2026/03/20
Nobuko
4
おいしそうなおやつが紡ぐ短編集 好みの作家さんばっかり あんぱんの二人が可愛い 常夏荘もでてきて大満足2026/03/31
うさろーる
3
どの短編も読んだ人を前向きな気持ちにさせてくれるお話でした。程度の差こそあれどの主人公も悩みを抱えているのですが、魅力的なおやつのおかげで読んでるこちらも重苦しい気持ちにならずに読むことできました。欠点は読んでる途中からすごくお腹が空いてくることでしょうか。個人的にはいちばん「ドーナツ息子」が印象深かったです。街中で誰もが見かけたことのある子育ての苦労を、その当事者目線で語られいるため胸に深く突き刺さるものがありました。この短編をきっかけにそれぞれの作家さんの長編作も読んでみたくなりました!2026/03/18
らて
1
ご褒美アンソロジーシリーズ3作目はやるせない昼下がり。 中でも特にお気に入りだったのは織守きょうやさん『ファースト・アンド・オンリー』関くんって男の子がステキ過ぎてこんなに周囲の人に気遣いができる、しかも読書好きな同級生がいたら絶対に好きになってしまう♡どんなにステキかってそれはぜひ読んで確かめてほしい☺︎ 名取佐和子さん『ドーナツ息子』 私に子どもはいないけれど、子育てに疲労困憊している人、そして子育てを卒業した人に届けたい!って思うストーリー。2026/03/31




