内容説明
なぜ死ぬことが「しあわせ」なのか?
「どう死に臨めばよいのか」。この問いから目を逸らさずに死を受け入れるための知恵は、日本語の中に込められていた――。本書は、日常的に人の死に接する看護師学生を相手に、日本思想史家の著者が説いてきた講義のエッセンス。〈あわい〉の思想がわかれば、納得して死に臨めるようになる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
57
著者の本は、以前読んだ『日本人のものの見方』に続いて2冊目であるが、やまと言葉の語源を手掛かりに、日本人の生き方・人生観を探るという手法に親しみを覚え、読み進める。「もの」と「こと」の違い、「ある」と「いる」の使い分け等々、身近な言葉について、多くの事例・例文が挙げられていて、深く納得させられる。日本人のものの見方、いのちと生老病死、最後に人生という多くのテーマが取り上げられ、やまと言葉と私たち日本人の生命・生活との結びつきの強さを実感する。もっともそれは当然のことで、人は生れ落ちると同時に、列島の自然に2026/03/05
Go Extreme
3
外来思想(仏教+儒教+西洋)⇔固有思想(やまと言葉) やまと言葉=日常語→無意識の死生観+倫理を内包 生死の認識:抽象的(外来語)⇔感覚的+自然との一体感(やまと言葉) 具体例:いのち=息の力、たましい=自然を循環。生⇔死の断絶−→生+死=円環。他者への共感=倫理基盤。 現代社会=死の隠蔽+不安−精神の安定 現状+やまと言葉の再評価=新倫理学の構築 結論:やまと言葉=日本人精神の深層→現代を照らす光2026/04/25
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