内容説明
壮大な問いに、あらゆる学問を駆使して挑む。
「読む喜びに満ちた、不朽の業績だ」――リチャード・ドーキンス
なぜ、「あなた」や「私」がここにいるのか? この根源的で壮大な問いに挑むには、ひとつの学問だけでは足りない。ビッグバンから宇宙が始まり、星々が生まれ、地球が形成され、生命が誕生し、進化を経て人類が現れ、やがて「私」という意識が芽生える――。この一連、すなわち「138億年かけて起こったこと」を理解するには、化学、宇宙物理学、生命科学、進化学、遺伝学、生物学、脳科学、心理学など、あらゆる科学の知見を総動員する必要がある。本書は、そうした問題意識から生まれた、「ユニバーサル・ヒストリー」の書。科学が積み重ねてきた発見の数々を通して、「私たちの存在は偶然なのか、それとも必然なのか」を探究する。
【内容】
第1章 科学的に考える
第2章 時間の始まり――物理学の視点
第3章 すべては粒でできている――化学の視点
第4章 私たちのいるところ――地球科学の視点
第5章 命の出現――生命科学の視点
第6章 生命はすべての支配する――進化生物学の視点
第7章 意識の宿る場所――脳科学の視点
第8章 人類はなぜいまのようになったのか――古生物学と人類学の視点
第9章 あなたと私
第10章 なぜ私たちは存在するのか
訳者あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
breguet4194q
85
本書は、ビックバンをスタートとして、138億年を経て、今に至るまでの話です。物理学、化学、地質学、地球科学、生命科学、進化生物学、脳科学、古生物学、人類学の内容を経て、いよいよ最終章で「なぜ私たちは存在するのか」と言うテーマに到達する。ここまで壮大な内容を書いた著書もすごいが、翻訳した方も大変だったろうと思う。著書は今の姿を決定論ではなく確率的との立場で持論を展開してます。本当に面白い。自分という存在を見つめ直すことができるいい本です。2026/06/24
やいっち
52
「なぜ、「あなた」や「私」がここにいるのか? この根源的で壮大な問いに挑むには、ひとつの学問だけでは足りない。ビッグバンから宇宙が始まり、星々が生まれ、地球が形成され、生命が誕生し、進化を経て人類が現れ、やがて「私」という意識が芽生える――。この一連、すなわち「138億年かけて起こったこと」を理解するには、化学、宇宙物理学、生命科学、進化学、遺伝学、生物学、脳科学、心理学など、あらゆる科学の知見を総動員する必要がある。」として、まさに「「ユニバーサル・ヒストリー」の書。 2026/04/07
inami
32
★4.5 自分の三大興味(人類が探究すべきもの)である「宇宙」「生命」「脳(意識)」が、約500ページの本書に詰め込まれている。宇宙が誕生してから137億7000万年。そこから「私」という存在が生まれるまでに、いったいどのような出来事が起こったのか。宇宙には1兆個もの銀河が存在し、その一つである天の川銀河の太陽系、そして地球で、生命はいつ、どのように誕生したのか。さらに、生命はどのように進化し、約30兆個の細胞からなる「ヒト」へと至ったのか。2026/08/10
まいこ
23
138億年前の超高温の特異点から始まって、今存在している自分までの壮大な話。著者さんは、宇宙を再現したらどうなるのか、自分は存在するのかを問う。自己触媒反応は珍しくないし原始的な生命は宇宙にありふれたものだろうが、決してやり直しても同じではなく、自分の存在は幸運だろうという。私という存在が幸運の結果だという感じ方はキリスト教文化圏ゆえ? 自分は仏教的な世界観の持ち主だからか、4つの力がこのバランスで出現したことも地球がハビタブルになったことも脊椎動物が上陸したのも、不運な苦の始まりだったと感じてしまう2026/04/17
takehiro
22
タイトルから「私とは何か」を科学によって解き明かす本かと期待して読んだけど、拍子抜けしたというかがっかりしたというのが正直なところ。人間や私という存在が思った以上にややこしいのは伝わってきました。2026/09/10




