内容説明
『イッツ・ダ・ボム』(松本清張賞受賞作)で話題をさらった新鋭の飛躍作!
憧れの女性と結婚した中学時代の友人が、人を殺したという。社会人二年目の僕のもとに舞い込んだ衝撃のニュースは、忘れたかった記憶を呼び起こす。町田生まれ町田育ち、中学二年生の僕が「町田市内で知らない場所はない」と思っていたあの頃、リス園での事件から僕を助けてくれた大学生の〈響さん〉。憧れの彼女と過ごした僕ら四人の輝かしい日々は、たった一つの暴力で終わりを告げた――。あれから十年。今度は響さんを助けるために、僕は過去に向き合わなくてはならない。ひとりよがりな思いが想像を超える瞬間へと繋がる、愚かでクールな青春ミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
141
井上 先斗、3作目です。本書は、町田青春グラフティでした。伊坂 幸太郎っぽい雰囲気です。最近仕事で町田に行くことが多く、本日、小田急線の中で本書を読了しました(笑) https://www.kadokawa.co.jp/product/322506001183/2026/03/23
パトラッシュ
129
青春とは何かに熱中すること。そこで自分の求める道を見い出したり、逆に痛い目に遭ったりして人生の意味を知り成長していく。甘くて苦くて美しくて泥まみれな経験を通じて大人になるが、それは諦めねばならないと悟ることでもある。半ば己を諦めかけていた男が、少年期を過ごした旧友の起こした殺人事件を通じて青春の痛みの意味を問い直していく。友人は変わってしまったのか、憧れの女性は幸福になれたのか、昔は正しいと信じていた行動が間違っていたのか。匂い立つ町田の街路でさまよった末に、居場所のなかった若者は生きる覚悟を固めるのだ。2026/03/22
toshi
8
中学時代の物語と、それから10年後の物語。 小説としてはまとまっているけれど、結局何だか良く分からなかった。 井上先斗とは相性が良くないのかも。。。 文章の言い回しが良くなくて理解しにくいところが多い。 細かい描写が抜けているせいで、戸惑う場面もある。2026/03/19
まっつー(たまさか)
7
とても面白かった。「優しさ」と「強さ」、「怯え」と「脆さ」、人の内面は多面的だから様々な側面を持つ。そのことを丹念に描いた物語であり、ひとりの人間が自己を取り戻すことを手助けする「恩返し」(あるいは「お節介」)の物語でもある。また、本作の都市小説としての側面は、多分に意図的なものだろう。本作は「再生」の物語でもあると感じた。2026/03/19
黒子のバスケ
1
★★☆☆☆ 作者初読み。2026/03/16
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