夜明けのバッティングセンター:3・11で7人の家族を失った息子と私の15年

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夜明けのバッティングセンター:3・11で7人の家族を失った息子と私の15年

  • 著者名:千葉清英/藤澤志穂子
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 草思社(2026/02発売)
  • たんぽぽ揺れる!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/12)
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  • ISBN:9784794228338

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内容説明

これは、特別な人の話ではありません。
津波で家族を失い、それでも「父であること」をやめなかった
1人の人間の記録です。

2011年3月11日。
東日本大震災の津波は、宮城県気仙沼市で暮らしていた著者から、家族7人の命を奪いました。
生き残ったのは、当時まだ幼かった息子と、父である著者、ただ2人だけでした。
深い喪失と、言葉にできない思いを抱えながら、著者はただ働き続けます。
立ち止まってしまえば、心が壊れてしまいそうだったからです。

「なぜ生き残ったのか」
答えの出ない問いを、何度も胸の中で繰り返した著者。
「正直に言えば、すべてを終わらせたいと思ったこともあった」といいます。
それでも踏みとどまることができたのは、生きていてくれた息子の存在があったからでした。

そんなある日、息子が何気なく口にします。
「僕はお父さんに連れてきてもらえるからいいけど、バッティングしたくても
できない友だちが、たくさんいるんだ。近くにバッティングセンターがあればいいのに……造れないかな」
その一言で、時間が動き出します。被災地で失われた日常を、もう一度取り戻したい。
そして何より、息子や子どもたち、地域の住民が笑える場所を残したい。
その思いが、著者を前へと進ませました。

牛乳販売店を営む著者は、バッティングセンター建設という夢を実現するため、
ヨーグルト飲料「希望ののむヨーグルト」を開発。
全国で販売し、その収益を資金として積み重ねていきます。
多くの人の支えに背中を押されながら完成したのが「気仙沼フェニックス・バッティングセンター」でした。

本書は、東日本大震災の記録であると同時に、喪失の中から「生き直す」ことを選んだ1人の父の物語です。
生きていてくれた息子への感謝と、人と人とのつながりがもたらす再生の力を静かに綴る本書には、
王貞治、掛布雅之、小久保裕紀、池山隆寛ら、この歩みを見守ってきたプロ野球界のレジェンドたちの言葉も収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

たくぼ

2
東京生まれの千葉さんが、気仙沼にバッティングセンターを造るという本人語りのノンフィクション。幼児期にやけどし、借金をかかえ、震災によって家族も流されて、生きる意味を見失ったこともあった。それでも「地域の灯台になろう」と生きる著者の半生。これからも挑戦を続ける著者から学ぶことは多い。★★★★☆2026/04/07

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