ポスト・ヒューマニティ時代の宗教 - 〈宗教概念批判〉以降の宗教と人間

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ポスト・ヒューマニティ時代の宗教 - 〈宗教概念批判〉以降の宗教と人間

  • 著者名:古荘匡義
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  • 勁草書房(2026/03/01 配信開始予定)
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  • ISBN:9784326103591

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内容説明

「宗教」という概念を批判的に捉え直す「宗教概念批判」の視点は、現代の思想状況の中でどのようにアップデートできるのか。多神教やポスト世俗、グノーシス主義、パレスチナなどの概念の再考と、フーコー、バトラー、レヴィナス等への考察を通して、現代の宗教や社会が抱える諸問題を論じ、宗教学・宗教哲学の可能性を提示する。

目次

序章 いま、いかにして「宗教とは何か」と問いうるか[古荘匡義・藤井修平]
 一 ポストヒューマニティと宗教研究
 二 本書の「宗教概念批判」という視座
 三 本書の成立と構成

第I部 ポストヒューマニティ時代の宗教概念

第1章 宗教概念批判からは何が得られるのか[藤井修平]
 はじめに
 一 宗教概念批判と宗教学批判
 二 宗教概念批判を整理する
 三 宗教概念批判が問いかけるもの
 四 宗教概念批判の多様な帰結
 五 宗教概念批判以後の宗教学について
 おわりに

第2章 ポストヒューマンとポスト世俗化――公共圏の変容をめぐって[清家竜介]
 はじめに
 一 人間性の危機とポストヒューマン的転回
 二 近代的「人間」像とその問い直し
 三 ポスト世俗化と公共圏の変容
 四 ハーバーマスの世俗的理性に対するタラル・アサドの批判
 五 ポスト世俗的公共圏の限界とメシア的世俗主義

第3章 「多神教」は哲学においてどのように語られてきたか――近代のいくつかの事例を手がかりとして[山根秀介]
 はじめに
 一 「一神教」に劣る宗教としての「多神教」
 二 「一神教」のオルタナティヴとしての「多神教」
 おわりに

第II部 生きられた宗教をどう捉えるか

第4章 宗教体験談の図式化によって何をみるか[猪瀬優理]
 はじめに――宗教概念批判と宗教体験談
 一 宗教体験談を捉える視点
 二 オブジェクト指向言語UMLとは
 三 UMLをもちいた宗教体験談の図式化
 おわりに――考察とまとめ

第5章 「生きられた神秘」としての宗教哲学――姉崎正治について[古荘匡義]
 はじめに
 一 『宗教学概論』に至る姉崎の思想展開
 二 『復活の曙光』の神秘
 おわりに――姉崎正治と宗教哲学

第III部 主体性のありか

第6章 問いとしての宗教――西谷啓治による学と哲学の実践的意味の取り返し[樽田勇樹]
 はじめに
 一 近代的な知の批判的解明(解体)
 二 宗教概念批判的言説との対照
 三 「空の場」への指示
 四 「空の立場」からの学と哲学の意味の取り返し

第7章 ミシェル・フーコーの霊性論とその向こう――神秘主義的主体論の試み[渡辺優]
 はじめに
 一 もうひとつの宗教的主体論へ
 二 フーコー・霊性・神秘主義
 三 フーコーからスュランへ
 おわりに

第IV部 宗教概念批判以降の宗教哲学

第8章 置き去りにされたパレスチナ人たち――ポストコロニアルの宗教哲学序論[根無一行]
 問いの所在――アウシュヴィッツとパレスチナ
 一 宗教概念批判について
 二 宗教哲学について
 三 範例について――宗教哲学における「パレスチナ」
 おわりに――ポストコロニアルの宗教哲学

第9章 回帰と出発のポスト世俗――ジュディス・バトラーにおけるユダヤ的なもの[坪光生雄]
 はじめに――宗教概念批判とポスト世俗の思想
 一 性の政治と世俗主義――進歩に抗う倫理
 二 想起、中断、翻訳――ディアスポラと共生の倫理
 三 生の平等へ――哀悼可能性をめぐる政治
 おわりに

第10章 グノーシス主義の回帰?――ポストヒューマン時代の宗教概念[下田和宣]
 はじめに――宗教概念批判の反省水準
ほか

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