内容説明
オバマ元大統領が選んだ2024年夏のおすすめ書籍
右派も左派も間違い続けてきた!?
最新のデータが明らかにした、欧米の男性たちに課せられた苦境の数々
・大学進学率は女性の方が高い
・女性の賃金は上昇しているが、男性の賃金は下がり続けている
・絶望死の3分の2は男性
・男性への社会的支援の効果は限定的
etc.
「有害な男らしさ」でも「弱者男性」でもない
現代に生きる99%の男性のための、実践的で革新的な3つの提案。
フェミニズムの問題は「行き過ぎた」ことにあるのではない。
「いまだ十分に行けていない」ことにある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
どら猫さとっち
11
男がつらいのは、日本だけじゃない。どの国も同じつらさはあれど、アメリカもまたしかり。男として生きる憂鬱、劣等感、不都合な現実。そのなかで、男はどう生きればいいのか。これからの男の在り方を問いかけ提言する人文書。男が強いのは今や昔、男女平等も聞こえはいいけどつらさもある。女性の強さや考えを重んじながら、男に囚われず生きることは、きっとある。分厚いが、男の苦しみから解き放つヒントが随所にある。2026/06/09
Go Extreme
3
現状:女性躍進⇔男性没落。教育:制度=女性有利+男子発達遅延+男教師減→学力低下。労働:製造業衰退+AI→職減=低所得+非正規。家庭:女性自立+未婚化→役割喪失=父親孤立。社会:保守⇔左派=対立+有害な男らしさ。策:①就学遅延②援助職③育休。結論:危機=マイナス自己責任+構造問題2026/04/22
駒場
3
教育・就労・家庭における男性の苦境(勉強ができなくてドロップアウトする、家庭での役割を見いだせない等)を論じた多くの研究を引きながら、解決策を探る本。男性の苦境の原因を、フェミニズムや女性優遇に求めるのでなく、現在の急激な社会構造の変化と、その変化への男性役割規範のミスマッチに見出して建設的な議論をしようという努力が見えるのが良かった。そこで主張される解決策とは、①男子の幼児教育期間1年延長、②男性教師を増やすアファーマティブ・アクション、③HEAL分野での男性雇用、④新しい父親像の提示と実現2026/04/04
昴
1
ジェンダー平等の話をすると大抵「不利な女性の話」になってしまうが、男性には男性の問題があり、それは支援されて然るべきものだという話が様々なデータを用いて書かれている。男性の支援をすることは女性の地位を脅かすことではなく、逆もまた然りである。ジェンダー平等は片方の性別に問題があるわけではなく、それぞれの性別に課題がある。その不平等をなるべく減らすことは双方にとって良いことのはずでおる。目の前に困っている人がいれば、それが女性だろうが男性だろうが関係なく手を差し伸べるべきではないのか?という考えには共感した2026/05/05
tenorsox
1
「女性であるが故の不利益」だけでなく、男性についても学校、職場、家庭等における様々な不利益があり、女性については改善が進んでいるのに対し男性については(特に中間層以下、黒人等で)逆に拡大していて手当が必要との主張。データでそれらを解り易く晒すとともに、最終章では彼らを救うための合理的かつアグレッシブな政策も提案している。あくまで男性に対して「も」であって、決して女性を押し戻せという趣旨でないのが肝か。リベラル寄りの論客である著者がいうことで真実味&あとがきで訳者が内容(の一部)にダメ出ししてるの初めて見た2026/05/05




