内容説明
現代で過労薄給、”良い人”として周囲に利用され疲弊していた佐藤は、ある日目が覚めると異世界にいた。
しかもそこは、この世界でもっとも恐れられている「悪い魔法使いプロスペロー」が住む嵐の塔であり、佐藤は半ば強制的にプロスペローに成り代わることになってしまう。
訳もわからず、早く元の世界に戻りたいと思う佐藤だが、プロスペローを訪ねてきた客人の頼みを断り切れず、そのトラブルの解決のため、口の悪い妖精・エアリアルと共に旅に出ることに。
魔族の娘に目をつけられたり、悪逆非道な海賊に捕らわれたり、波乱万丈な異世界の旅の中で”良い人”として行動しているはずが、意図せず悪名に磨きをかけていく。
しかしある一つの出会いが佐藤の道を大きく揺るがし――。
悪役魔法使いの誤解と勘違いの冒険ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
MoriTomo
5
異世界でなぜか悪役魔法使いとして成り代わってしまう勘違いファンタジーで、本人の意図とは裏腹に悪名ばかりが磨かれていく誤解の連続が面白かったです。 元の世界へ戻りたいと願いながらも、トラブルに巻き込まれ、口の悪い妖精と共に異世界で歩んでいく展開も見どころでした。 “良い人”として利用され続けてきた主人公が、困っている人を見過ごせず手を差し伸べてしまう人柄の良さも印象的で、スーツ姿の魔法使いという存在と周囲の評価とのギャップも魅力的でした。最後の締めのセリフも気になり、続きが早く読みたくなります。2026/03/07
チタレンコ
1
紙媒体で読む。プロローグのがけから落ちる主人公。物語の最後のセリフ。読む人を宙ぶらりん(いい意味で)にするのがうまいと思った。プロローグのサスペンスは、わりと早い段階で一連の流れが語られるのだけど、物語の最後の最後の一言は、続きがきになってしょうがない。楽しみです。156ページに「クマからこんなに実践的なアドバイスを貰う日が来るとは思わなかった。」とある。ココ好き。2026/02/28




