岩波現代文庫<br> 増補 農業と人間 食と農の未来を考える

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岩波現代文庫
増補 農業と人間 食と農の未来を考える

  • 著者名:生源寺眞一【著】
  • 価格 ¥1,595(本体¥1,450)
  • 岩波書店(2026/02発売)
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  • ISBN:9784006033576

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内容説明

歴史的に農業は人間の生命を支えてきた.しかし,気候変動,TPP等の国際協定,ウクライナ戦争をきっかけとする穀物高騰,農家の減少などにより,日本の農業は変容を迫られている.フード・セキュリティの確保が深刻な課題となるなか,日本の食と農はどこに向かうのか.農業経済学の第一人者による名著を文庫化.

目次

序章 食料・農業と経済学
 1 経済学の有効域
 2 選択のない世界
 3 繰り返される農産物貿易論争
 4 経済発展と農業・食料
 5 国際化とグローバル化
 6 先人の知恵に学ぶ
 補論 比較優位と貿易の利益

第1章 フード・セキュリティ――途上国と先進国
 1 八億六八〇〇万の栄養不足人口
 2 南アジアとサハラ砂漠以南のアフリカに集中
 3 食料と人口――マルサスの命題
 4 潮目が変わった世界の食料
 5 ふたつのフード・セキュリティ
 補論 αゾーンとβゾーン

第2章 経済発展と農業
 1 大開発の時代
 2 離陸を支えた農業
 3 小作争議から農地改革へ
 4 高度成長・安定成長と農業
 5 市場経済と農業

第3章 経済成長と食生活
 1 ペティ=クラークの法則
 2 食生活の変化
 3 低下した食料自給率
 4 自給率と自給力
 5 厚みを増した食品産業

第4章 農業の成長と技術進歩
 1 経済成長の源泉
 2 BC技術とM技術
 3 研究開発の方向転換
 4 経済環境と技術選択
 5 農業の技術と規模
 補論 植物工場と農業

第5章 変わる農業,変わらぬ農業
 1 農業経営の規模
 2 環境と資源の時代
 3 条件不利地域
 4 コミュニティの共同行動
 補論 悲劇を克服するコモンズ

終 章 開かれた議論のために
 1 成長経済から成熟社会へ
 2 雇用機会としての農業
 3 食料輸入国の立場から
 4 他者への配慮


文献一覧
あとがき

補章 食と農に未来はあるか
1 干支一巡の来し方を振り返る
2 現実感が高まるフード・セキュリティ対応
3 変化した地球環境に向き合う農業の技術
4 情報通信技術の活用から生まれる新潮流
5 正念場を迎えた日本農業の人材
6 むすびに代えて

岩波現代文庫版あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

遅読の新書好き

1
食料自給率について、農業経済視点の本を読んでみようと思った。農業経済学者である、生源寺眞一さんが語る農業の未来へ向けた本。BC[バイオとケミカル]技術、M[マシナリー]技術によって農業が進展してきた経過を説いてくれ、未来の少子高齢社会が招く社会事象についても調査・把握に基づき、IT活用や多様な農業従事のあり方を視野に説明してくれる。食の安全保障についても自給率改善を強く提唱している。2026/02/28

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