岩波科学ライブラリー<br> 物理学者の自由研究

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岩波科学ライブラリー
物理学者の自由研究

  • 著者名:村田次郎【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 岩波書店(2026/02発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784000297417

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内容説明

カーリングの石が曲がるのはなぜか.滑り台は大人の方が速く滑る? 鏡の世界が左右反対に見える理由.こんな身近な謎から,時間の流れ,そして私たち自身の存在まで,巨大な装置がなくても個人で挑戦できる謎解きがある.「不思議だな」という気づきを出発点に,思い込みから自由になり,のびのびと知的ゲームを楽しもう.

目次

はじめに

1 カーリングの曲がる謎
 研究ことはじめ
 クルリンパのしくみ
 ギアオン・ギアオフ現象
 曲がる理由
 摩擦力の正体
 振り子と同じ
 「世紀の謎」となった理由

2 曲がるもの大研究!
 曲がるもの
 カーリングの不思議さ
 曲がるもの研究会
 反例の発見
 普通のものの曲がり方
 キャスター装置の曲がり方
 カーリングは特殊か?
 バイアス

3 滑り台は大人の方が速い!?
 ピサの斜塔の実験
 滑り台上の落下運動
 滑り台の実測研究
 ローラー式滑り台だから?
 摩擦力は平均化の産物
 滑り台研究から得たもの
 摩擦の例
 そして,滑り台
 重い方が速い?
 環境とは

4 鏡の世界が左右反対なのはなぜか
 鏡は左右反転する?
 左右反転の理由
 鏡の機能
 鏡のトリック:木を見て森を見ず
 物理でも数学でもない効果
 3次元で捉える
 バイアスは悪か?

5 時間は流れているのだろうか?
 時間の流れ
 時間の流れる向き
 拡散現象とエントロピー
 場合の数の増大
 位置エネルギーとは?
 時間の矢の原因
 存在と時間

6 〈わたし〉は存在か,現象か?
 私たちの身体
 この世界の描き方
 原子論
 音の知覚
 エーテルと場
 粒子とは
 私たちは現象である

おわりに
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まこみや

31
自分の経験から見ても過失の多くは最初の「思い込み」からくることが多い。「思い込み」即ち偏見、バイアスである。客観的事実を尊重する自然科学においても「思わぬ形で誰も気づかぬバイアスが入り込んでいる」と筆者は言う。カーリングの石の曲がり、鏡の左右反転性、熱力学の第二法則(エントロピーの増大)にもバイアスが巧妙に隠されていることを指摘する。身近な現象をバイアスから自由になって観察することから始まり、果ては「時間」や「わたし」の認識論にまで及ぶ実に楽しい自由研究だった。読者をいくつも「思い込み」から解き放つ。2026/02/28

けんとまん1007

18
この前に読んだ「ネズミは・・」と同様、科学の面白さを感じ取れる。実験と観察。推論。そして、思い込み・バイアスの危うさ。そこで思考が止まってしまうことを、どう防ぐか。その先に、大発見があったりする。ふと思う。これは、科学に限らないことだと。2026/04/07

y

2
物理学者ならではの視点での楽しい読みものかーと手にしましたが、楽しいだけでなく、かなり読み応えがありました。 エントロピーや粒子と場の振動の話がわかりやすかったです。 私たちは現象である、という考え方も共感できました。2026/04/04

赤色星人タングステン

2
題名と目次に惹かれて読んでみた。図やグラフが少なくわかりづらい。実験の結果と言うよりも、バイアスにとらわれるな、常識を疑え、と言いたいのだろうというのが読んだ感想。2026/03/02

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