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内容説明
幕末から明治に至る激動の時代,閉ざされた社会に生きる福沢諭吉という自我が,「独立」に向かって自己を作り上げていった.「革命」の世を「颯々と」駆け抜けた福沢は,自伝を通じて何を伝えようとしたか.精緻な校注により高い評価を得た新日本古典文学大系明治編版の『福翁自伝』をさらに見直し,増訂を施した決定版.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
目次
凡 例
福翁自伝
補 注
付 録
福沢諭吉年譜
解 説
自伝の「始造」――独立という物語……………松沢弘陽
増訂版へのあとがき……………松沢弘陽
人名索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yoneyama
9
校注者松沢弘陽氏は1930年生、旧制松本高校最後の入学生で東大、北大などで教授の日本政治思想史研究者。96歳での出版。本文は岩波文庫の再読だが、500pの校注が凄い。こなれた文体も、自叙伝であること自体も、史上初の試みであり時代の中の本書の値打ちは、膨大な校注の周辺情報があって更に強く知ることになる。蘭語→英語の転向、その勉強ぶり、洋行のチャンス、病院、学校、徴兵など、初めて見る仕組みが「わからない」話など、幕末攘夷報復戦争外交の第一線、攘夷派による暗殺の恐怖、上野戦争の最中の経済学講義、校注で深まる。2026/04/27




