ちくま新書<br> 宮台式人類学 ――前提を遡る思考

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ちくま新書
宮台式人類学 ――前提を遡る思考

  • 著者名:宮台真司【著】/奥野克巳【著】
  • 価格 ¥1,606(本体¥1,460)
  • 筑摩書房(2026/03発売)
  • 春分の日の三連休!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/22)
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  • ISBN:9784480077356

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内容説明

19世紀に誕生し、デュルケム、ヴェーバー、ジンメルという3人の天才によって基礎が作られた社会学。それより少し後に誕生した人類学。両者は多くの理論を共通して持ち、互いに参照する形で発展していった。しかし、人類学が「存在論的転回」を成し遂げる一方で、「前提の前提を問う思考=生態学的思考」を失った社会学は頽落していく。人類学者・奥野克巳を相手に、人類学に接近しつつある宮台思想の全貌が縦横無尽に語られる。社会学が失った思考を問い直す一冊。

目次

序論──奥野克巳/I 「等根源」であった社会学と人類学/第1講 社会学と人類学のオリジネータたちの時代/社会学の創始者コントと基礎を築いた3人の天才/社会学との個人的出会い/法の誕生によって生まれた社会/第2講 交差する社会学と人類学/人類学者にしかできない問いかけについて/『鉄コン筋クリート』に見る「街」の共同身体性/「反啓蒙」の時代に登場した社会学と人類学/社会学と人類学は「等根源」だった/第3講 アメリカ社会学が忘却した「前提」への問い/前提を遡る思考と宮台システム理論/アメリカで劣化していった社会学/「独裁的大統領の選出」さえ予測できなかった/現代の危機の処方箋はテック/新反動主義と加速主義/第4講 原的贈与を忘失した近代ヨーロッパ/原生自然からの贈与を知った時に湧く力/問題は原生自然を忘れる生活形式にある/II 生態学的思考へ回帰する人類学的存在論/第5講 宮台思想の前提にある人類学的視座/『権力の予期理論』執筆背景と基本理論/数理からフィールドへ、自認は「人類学者」/第6講 前提を探る思考から宮台式存在論へ/前提付け連関の全体性を理解する/存在論人類学が示唆する「多視座」/当事者以外の「なりきり」は本当に無意味か/実在は存在より重い/認識論と存在論のせめぎあい/第7講 認識論を超えて前提を問う存在論的思考/第一次存在論的転回/「言語論的転回」は一種の存在論/第二次存在論的転回/人の背後にAIがいる二人羽織社会/存在論的社会学と存在論的人類学/III 人類史の根本まで遡ると見えてくる〈世界〉/第8講 社会の誕生から劣化まで/「社会でないとは言えない」のはどこからか/共同身体性の消失と法生活化する社会/子供も社会も感情も劣化していく/第9講 法生活の開始と没人格化の進行/ヒトの歴史180万年と現代の汎法化/資本主義によって失われる「内から湧く力」/「我とそれ」か「我と汝」か/新住民化による感情的劣化と昭和双六/第10講 古代ギリシア思想でとらえる社会と自然/社会は万物の荒海に漂う小舟/初期ギリシアからユダヤ教、キリスト教へ/未規定で巨大な社会の外を含んだ〈世界〉/第11講 これからの平等と自由を考える/平等主義の孕んでいる問題/広がる格差をどうすべきか/テクノロジーの加速と新自由主義/現代日米における保守とリベラルの構図/あとがき──行為から体験へ──宮台真司/脚注

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