ちくま新書<br> 古文と漢文 ――書き言葉の日本語史

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ちくま新書
古文と漢文 ――書き言葉の日本語史

  • 著者名:田中草大【著】
  • 価格 ¥1,056(本体¥960)
  • 筑摩書房(2026/03発売)
  • 春分の日の三連休!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/22)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480077295

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内容説明

古い文と書いて、「古文」。平安時代と江戸時代では、数百年を隔てているのに、なぜ『源氏物語』と『奥の細道』は同じ文法で読めるのか。また、昔の中国の文章である「漢文」。なぜレ点などの印までつけて、「中国語」を「日本語」で読もうとするのか。「そういうものだ」と思って学んできた「古文・漢文」という教科は、たびたび要不要の議論の的となるが、それぞれの主張の前提が一致していない。そもそも古文とは何か。漢文とは何か。書き言葉の日本語史を精緻に解き明かし、議論の基礎を供する。

目次

はじめに──本書の目的・構成・特色/第一章 古文とは何か(1)話し言葉と書き言葉/第1節 教科書から見る古文の範囲/第2節 「古文」ではない「古い」文章/第3節 話し言葉史と書き言葉史/第4節 古文の用途と範囲/第5節 本章のまとめ/コラム 書写による古典の伝来/第二章 古文とは何か(2)変わっていく古文/第1節 古文の変化/第2節 古文の衰滅/第3節 現代の古文/第4節 本章のまとめ/コラム 不遇なる現代の古文学習者/第三章 漢文とは何か(1)訓読という方法/第1節 なぜ漢文が国語なのか/第2節 漢文訓読の方法と実態/第3節 漢文訓読が日本語に与えた影響/第4節 日本漢文と訓読/第5節 本章のまとめ/コラム 文言文と白話文/第四章 漢文とは何か(2)変わっていく漢文/第1節 漢文の訓み方の変化/第2節 漢文の書き方の変化1──候文/第3節 漢文の書き方の変化2──仮名交じり文への遷移/第4節 本章のまとめ/コラム 訓読の弱点と「復文」/第五章 古文のことば、漢文のことば/第1節 和文と漢文訓読文/第2節 和漢混淆文/第3節 散文と和歌/第4節 奈良時代の古文/第六章 歴史的仮名遣いとは何か/第1節 仮名遣いとは何か/第2節 いろは歌/第3節 歴史的仮名遣いの方針/第4節 歴史的仮名遣い以外の《歴史的》な仮名遣い/第5節 現代仮名遣いとは何か/コラム 点字仮名遣い──「現代仮名遣い」以外の現代の仮名遣い/あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

16
こういうタイトルであるが、付随して古文・漢文とは避けては通れない仮名遣いについても1章を割いている。古文と漢文訓読、あるいは和歌と散文とで用いられる語彙や文法の違いなんかにも言及されており、日本の古典文法に関して一通り知っておくべき事項や、ふとした拍子で気づくこと、疑問に思うような事柄に対する議論がまとめられている。それにしても現代でも、よく話題になる法律の条文だけでなく、新聞・雑誌の見出しなどのような身近なところで文語文が使われ続けているという指摘は盲点だった。2026/03/15

con

0
高校で履修対象となっている古文・漢文とは、いったい何なのか、という問題提起に対する回答が述べられている。書き言葉の文法は平安時代からさほど変化しておらず、その文法で書かれた文章を古文という。一方、話し言葉の文法はかなり変化しており、その文法で書かれた文章も存在するが、それは古文の対象外となっている、とのこと。また、歴史的仮名遣いに関する説明もあり、全般的に興味深い内容2026/03/16

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