新潮新書<br> 漢字文化圏の興亡―中国の限界、日本の前途―(新潮新書)

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漢字文化圏の興亡―中国の限界、日本の前途―(新潮新書)

  • 著者名:若山滋【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 新潮社(2026/03発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106111181

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内容説明

万葉集、源氏物語、織田信長、夏目漱石……古来、日本人は漢字文化圏の中国、アルファベット文化圏の西洋と向き合い、独特の方法すなわち「和能」をもって大陸の文明を受容してきた。世界情勢と東西の力学が大きく変わりつつあるいま、私たち日本人が進むべき道はいったいどこにあるのか。長年、建築と文学の関係を探究してきた著者が、世界各地での実体験を織り交ぜながらこの国の前途を問う、画期的論考。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

27
建築家で文芸評論家でもある著者が、「文字」と「建築」という切り口から、漢字文化圏の盛衰を壮大に描き出した1冊。漢字圏は「積む」文化、アルファベット圏は「組む」文化という対比を語り、巨大な中央集権と漢字の深化志向により興隆したものの構造的限界を露呈させている中国。中国や西洋の異文化を柔軟に吸収・再解釈して独自の文化を育んできた日本の「受容の知性」が強みで前途を開く鍵だとし、漢字圏の「深化」とアルファベット圏の「発展」という仮説から日本が目指すべき「進化した和能」の可能性を語る内容はなかなか興味深かったです。2026/04/28

Hatann

4
建築文化論者よる日本の方法論。従来の日本文化論が欧米との比較において実践されていたのに対して、現代における中国の経済的・軍事的台頭を踏まえ、改めて「漢字文化圏」を持ち出し、欧米を「アルファベット文化圏」と相対化することによって、「和能」という日本の方法を可視化しようと試みるもの。自身の経験と学術的背景を適度に織り交ぜながら、エッセイ風に取り纏めていて興味深い論考となっている。「ユーラシアの帯」という漢字・アルファベット文化圏を包摂しながら他地域を相対化する視点も備えており、重層的なカマエも面白い。2026/05/10

Teo

0
思っていたのと相当違った。もっと言語学的な内容かと思って買った。各地の文明の発展の方に話が置かれていた。著者の専門は建築系だったか。文明の歴史の概観ならまあもう知ってるし。個人の目論見としては買ったのは失敗だった。2026/04/23

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