自然史博物館の資料と保存

個数:1
紙書籍版価格
¥3,740
  • 電子書籍

自然史博物館の資料と保存

  • 著者名:高野温子/三橋弘宗【編】
  • 価格 ¥3,740(本体¥3,400)
  • 朝倉書店(2026/02発売)
  • ポイント 34pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784254103069

ファイル: /

内容説明

自然史博物館を知るための入門書。収蔵資料の作製・保存・活用から博物館の運営まで丁寧に解説。〔内容〕収蔵資料の種類/自然史標本の作製・整理・保存/資料の展示・アウトリーチや教育での活用/資料のデジタル化・データベース/収蔵のための施設整備/自然史博物館の運営

目次

序章 自然史博物館と自然史標本―その特色と期待される役割の変化―

1章 自然史博物館における収蔵資料の種類
 1.1 化石
  1.1.1 様々な化石標本
  1.1.2 化石標本の特性と保管上の注意点
 1.2 岩石,鉱物など
 1.3 植物
 1.4 昆虫
 1.5 無脊椎動物(昆虫以外)
 1.6 魚類
 1.7 脊椎動物(魚類以外)
  1.7.1 両生類,爬虫類
  1.7.2 鳥類
  1.7.3 哺乳類
 ◆トピックス 自然史博物館の資料収集方針とは

2章 自然史標本の作製方法
 2.1 化石,プレパラート
 2.2 岩石,鉱物など
 2.3 植物
 2.4 昆虫
 2.5 無脊椎動物(昆虫以外)
  2.5.1 撮影
  2.5.2 DNA抽出用の組織保存
  2.5.3 麻酔
  2.5.4 固定
  2.5.5 保存
  2.5.6 ラベル
 2.6 魚類
 2.7 脊椎動物(魚類以外)
  2.7.1 仮 製,毛皮標本
  2.7.2 骨格標本
  2.7.3 液浸標本
 ◆トピックス 自然史博物館における資料収集の手段
 ◆トピックス 標本DNAをよりよく保存する方法

3章 自然史標本の整理方法
 3.1 化石
  3.1.1 分類群ごとの事例
  3.1.2 その他
 3.2 岩石,鉱物など
 3.3 植物
 3.4 昆虫
  3.4.1 未標本資料と未整理標本
  3.4.2 標本の保管と基盤となる配架
  3.4.3 未整理標本から同定まで
 3.5 液浸標本(脊椎動物,無脊椎動物)
 3.6 脊椎動物(乾燥標本)
 ◆トピックス AIを活用した資料整理法のアップデート

4章 自然史資料の保存
 4.1 地学系資料
 4.2 生物系の乾燥標本
 4.3 液浸標本
 ◆トピックス 人と自然の博物館におけるIPMの実践

5章 自然史資料を見せる
 5.1 展示
  5.1.1 生物標本
  5.1.2 地学標本
 5.2 アウトリーチ
  5.2.1 生物標本
  5.2.2 地学標本
 5.3 教育普及活動での活用
  5.3.1 標本作製法の習得
  5.3.2 構造や機能の理解
  5.3.3 生物の生態的特性を知る
  5.3.4 標本の利用にあたって
 5.4 収蔵しながら見せる―魅せる収蔵庫―

6章 自然史標本を利用する
 6.1 調査,研究
  6.1.1 自然史標本の利用方法
  6.1.2 博物館資料を活用した研究例
 6.2 シンクタンク,レッドデータブック編纂
  6.2.1 自然史博物館が担うシンクタンク
  6.2.2 シンクタンクにおける自然史資料の使い方
  6.2.3 自然史資料を用いたシンクタンクの事例1―絶滅リスクの判定とレッドリスト・レッドデータブックの編纂―
  6.2.4 自然史資料を用いたシンクタンクの事例2―地図化による保全指針の提示と地域での自然資源の活用への展開―

7章 自然史資料のデジタル化―標本画像撮影法―
 7.0 資料デジタルアーカイブ作成上の留意点
 7.1 化石の撮影方法
  7.1.1 撮影方法の選択
  7.1.2 デジタルカメラによる大型化石標本の撮影法
  7.1.3 特殊な撮影法
 7.2 植物標本の撮影方法
  7.2.1 撮影装置の準備,撮影スペース,使用機材
  7.2.2 撮影の作業手順
  7.2.3 ファイルリネーム
  7.2.4 撮影後の標本処理
 7.3 昆虫標本の撮影方法
  7.3.1 昆虫標本とデジタルアーカイブ化
  7.3.2 撮影に使用する機材
  7.3.3 標本撮影におけるテクニック
 ◆トピックス 自然史標本の3Dデータ化の可能性

8章 自然史資料公開データベース
 8.1 S-Net,GBIF,その他自然史資料に関するデータベース
 8.2 jPaleoDB(日本古生物標本横断データベース)
  8.2.1 基本的な標本検索機能
  8.2.2 文献による標本検索機能
  8.2.3 jPaleoDBの現在
 8.3 昆虫類のデータベース
  8.3.1 研究機関によって作成された総合的なデータベース
  8.3.2 専門家個人または学術団体が作成したデータベースやリスト
  8.3.3 種の同定に役立つデータベースやウェブサイト
 8.4 植生資料データベース―物理的に収蔵できない自然の姿を後世に伝える観察資料―
 8.5 クモ類のデータベース

9章 自然史資料収蔵のための施設整備
 9.1 自然史資料に必要な収蔵庫施設
  9.1.1 地学系収蔵庫に求められる要件
  9.1.2 生物収蔵庫(乾燥標本)に求められる要件
  9.1.3 液浸収蔵庫に求められる要件
 9.2 資料収集の中長期計画
 9.3 収蔵庫の管理計画

10章 自然史博物館の運営
 10.1 館維持運営費と予算の内訳
  10.1.1 公立博物館の維持運営費
  10.1.2 予算執行の実例
 10.2 自然史博物館における職種と組織体制
  10.2.1 自然史博物館における職種と組織体制
  10.2.2 自然史博物館の組織について
 10.3 自然史博物館間の連携
 10.4 博物館友の会,ボランティアなどとの連携

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

シロうさぎ

5
掲載されている、携帯にダウンロードするだけで簡単に作れる3D画像ソフト紹介、がとっても役に立った。京都の博物館で縄文展をやっていたので、さっそく活用してみた。お気に入りの遮光器土偶が上下左右360度眺められる3D画像が撮れて大満足です。2025/12/05

☔(sub2)

0
069(博物館)図書館本。朝倉書店2024年11月1日発行。〈流〉◎、自然史博物館がどのように資料とその保存について考えているかを纏めている。専門性が高くてこれが図書館にあるのが個人的には嬉しい(もっと言えば最寄り館にあれば尚よかった)。網羅的な解説がしてあるのがうれしい。2025/05/22

風見草

0
自然物の標本の種類や作り方や撮影方法や保管設備、そしてデータ化や整理の仕方、資料の活用や企画、博物館の運営など実践的な内容。保存用の薬液の法令抵触や予算の1%くらいしか研究費が出せないなど舞台裏も伺える。学芸員でなくても博物館の標本に関心がある方、科博のファンの方が読んでもおもしろいかも。2025/03/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22197858
  • ご注意事項

最近チェックした商品