内容説明
「なあ常悟朗。お前に頼んでいいことなのかどうかわからないんだが……小佐内を紹介してくれないか?」堂島健吾曰く、かつて絵の謎を解いた(ことになっている)小佐内さんに、もう一度知恵を借りたいのだという。──美術家の縞大我が、サンフランシスコ・ビエンナーレの黒熊賞を受賞した。健吾は地元のテレビ局に頼まれ学内を捜索、彼の在校時代の作品を発見するが、その作品は模写でありながら展覧会に出品された事実も掘り起こしてしまったのだ。果たしてこの作品は盗作か否か? 小市民を目指す小鳩君と小佐内さんの謎解きの日々。大人気シリーズ、待望の第二作品集。四編を収録。/【目次】桑港クッキーの謎/羅馬ジェラートの謎/倫敦スコーンの謎/維納ザッハトルテの謎
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ふたし
143
「冬季限定」が最後かと思っていた小鳩君と小佐内さんに再会。彼らの周囲では、相変わらず事件が起きる。楽しく読むことができた。2026/05/11
風鈴
130
待望の小市民シリーズ最新刊!読み終わるのがこんなに寂しい本もなかなかない。小鳩くんと小佐内さんの高校2年の夏までに起こった四つの謎。どの物語も甘くてほろ苦くて‥。一番のお気に入りは「羅馬ジェラートの謎」。真相にあっと驚きました。2人の唯一無二の関係性が大好き!ずっと2人の会話を聞いていたい(笑)アニメも凄く良かったけれど、このシリーズは地の文の毒々しい感じが堪らなく好き。これからも2人の放課後デート(?)を見守っていきたいので、また短編集‥出来れば大学生編を期待しています!面白かった〜!2026/05/03
buchipanda3
105
小市民を志す高校生、小山内さんと小鳩くんのミステリ短篇集。四季ではなく都市シリーズの2冊目で、今作は桑港、羅馬、倫敦、維納。ただそれは舞台ではなくお菓子由来。今回も美味しそうなスイーツと二人のゆるい会話と謎解きを堪能した。とは言え甘いばかりじゃない。ピリッとしたシニカルでブラックな隠し味がまた良い。不可解な事件・事象に対してちょっとしたほころびから真相を浮かび上がらせる二人。解き明かした後の小市民を装う本音と建て前が可愛らしい。あの先生の最後の言葉に常悟朗はどんな顔をしたのかを気にしつつ読了。次巻も期待。2026/05/01
ばう
81
★★★番外短編集第二弾?またこの2人に会えて嬉しい。賞をとった先輩の高校時代の作品は盗作なのか?何故あのジェラートは溶けないのか?完璧な手順で作られたスコーンは何故生焼けだった?など4篇からなる短編集。1話目がちょっと不穏な空気を持ちつつ終わったのでこの話は何か続きがある?と思っていたら最後の話がそれに関連するものでそうだったんだとスッキリ。他の人なら気づかないちょっとした謎を2人で議論しながら解決に辿り着くこのシリーズはこの2人のキャラクターが好きなのと登場するスイーツが実に美味しそうなので是非次作も!2026/05/10
播州(markⅡ)
80
縞大我という芸術家の存在を縦糸に、相も変わらずちょっとした謎が転がりこんで(時に首を突っ込んで)くる小鳩くんと小山内さんコンビ。ドヤッたり、へへんポーズしてみたりあいかわらず小山内さんがかわいい。ビターな結末が多い中、お菓子の甘さで中和してくれるのも魅力。それにしてもおいしそうなお菓子がうらやましい。ジェラートとザッハトルテはぜひとも食べたい…モデルのお店はございませんか?2026/05/10




