すてきなモンスター:本のなかで出会った空想の友人たち

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すてきなモンスター:本のなかで出会った空想の友人たち

  • 著者名:アルベルト・マンゲル【著】/野中邦子【訳】
  • 価格 ¥2,673(本体¥2,430)
  • 白水社(2026/02発売)
  • 3連休は読書を!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~2/23)
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  • ISBN:9784560091319

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内容説明

サルマン・ラシュディ推薦!

ドラキュラ、アリス、赤ずきん、ファウスト、スーパーマン……古今東西の伝説や文学作品に描かれた登場人物たちをめぐる、『図書館 愛書家の楽園』の著者による最新エッセイ集。
タイトルは「はしがき」の冒頭、『鏡の国のアリス』のユニコーンとアリスの会話に出てくるFabulous Monstersより。著者が子供の頃から心惹かれてきた童話、小説、神話、伝承に登場するモンスター=異形の、もしくは人間離れした、あるいは一筋縄ではいかないキャラクターたちと、その背後に広がる驚くべき文学世界が綴られる。
「人は同じ本を二度読むことはない」とは、時間についてのヘラクレイトスの警句をもじったものだが、作者によって生命を吹き込まれた登場人物たちは、私たちが読み返すたびにページを通して新たな真理を見せてくれる。それぞれのキャラクターが帯びる普遍性に気づかされると同時に、各章で言及される数々の作品も読んでみたくなる。ホールデンではなく妹のフィービー、ハックルベリー・フィンではなく逃亡奴隷のジム、孫悟空ではなく沙悟浄、ハイジではなく祖父に注目するなど、独特の視点も魅力。装画と各章のイラストは著者自身が手がけたもの。

[目次]
 はしがき
ムッシュー・ボヴァリー
赤ずきんちゃん
ドラキュラ
アリス
ファウスト博士
ガートルード
スーパーマン
ドン・フアン
リリス
さまよえるユダヤ人
眠れる森の美女
フィービー
性真
逃亡奴隷ジム
キマイラ
ロビンソン・クルーソー
クィークェグ
独裁者バンデラス
シデ・ハメーテ・ベネンヘーリ
ヨブ
カジモド
カソーボン
サタン
ヒッポグリフ
ネモ船長
フランケンシュタインの怪物
沙悟浄
ヨナ
人形のエミリア
ウェンディゴ
ハイジのおじいさん
かしこいエルゼ
のっぽのジョン・シルヴァー
カラギョズとハジワット
エミール
シンドバッド
ウェイクフィールド
 謝辞
 訳者あとがき
 出典

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

24
なぜ、私達がアニメでよく知る、アルムおんじ、ハイジのおじいさんが入っているのか?それはともかくハイジの両親の事情を改めて知る。父親は大工で、ハイジが生まれる前に事故死。母親も父親の死後に亡くなり、ハイジの本名は、最初にロッテンマイヤーさんが呼ぶアーデルハイドで、母親と同じ名前だ。アルムおんじ(山のおじいさんという意味)は、風を吹かせるわけではなく、山小屋に一人で住む偏屈な爺様であり、とてもモンスターには見えない。2025/07/15

22
白状すると、わたしはこういう類の本にじわじわと惚れるタイプです。読んでいる最中は、グイグイ押し寄せる情報をひたすら頭に流し込むだけでなんの感情もわかなかったのに、読み終わってパタンと本を閉じたあとに「なんか...好きかも」と気づくのです。本書は、有名な作品の異質な登場人物だけを紹介するガイドブックです。著者の読書量は並大抵のものではなく、ピリリと辛い舌(毒舌というほどでもないので)で語られる架空の人物評はなかなかのもので、読みながら何度も「ああ、この作品を読みたい」と思えるような紹介のされ方でした。2024/12/03

いとう・しんご

14
多分「現代ラテンアメリカ文学併走」きっかけ。著者は2016年から18年までアルゼンチン国立図書館長、つまりボルヘスの何代目かの後任者で、若い頃にはボルヘスのための朗読奉仕もしたという人物。古今東西の古典に関するエッセイでいずれも読書好きには堪(こた)えられない面白さ。巻末には言及書籍の一覧も付いているのでとっても便利。個人的にはヨナとエミールについて章が刺激的でした。2025/05/26

ハルト

13
読了:◎ まず著者が、博識で本好きなのが伝わってくる。本の中に出てくるモンスター。すてきな友人たちについて書かれていて、有名どころのモンスターたちをこう読み解くのかと、感心したり、納得したりした。この本を紐解きに、空想の友人たちに会いに行きたくなる。なぜ彼らがモンスターなのかわからない登場人物達もいて、でもそんな謎が好奇心を唆りもする。一風変わった友人探し、――読書案内の本として機能していておもしろかった。2025/08/13

アヴォカド

10
本の中には、一生の友となるすてきなモンスターたちがたくさんいる。アルベルト・マンゲルならではの切り口。子どもの頃に読んだあれやこれやを読み直したくなる。2024/10/08

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