内容説明
女子高時代に孤独な桜子に寄り添ってくれた、憧れの先輩で歌舞伎役者の娘・清香。真昼でもなお輝きを失わない流星のようだったその人は、八年後に浅草で偶然再会した時、探偵となっていた。清香は、親に薦められるまま見合い結婚をしようとしていた桜子の鬱屈を見抜き、自分の探偵事務所で働かないかと誘う。探偵助手となった桜子と清香は、依頼人の相談に真摯に対応する。やがて彼女たちは、どこか歌舞伎の演目を連想させる奇妙な謎を通し、自分たちの過去や秘めた想いにも向き合うことになる……。新境地を開いた実力派作家が、人の心の謎解きを描き、女性私立探偵の系譜に新たな風を吹き込む傑作ミステリ。/【目次】第一話 傘の陰/第二話 人形の目/第三話 微笑み一つ/第四話 花の名前/参考文献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
rosetta
31
★★✮☆☆一遍書いたのが消えちゃった!もう一回書き直すほどの気力が湧かない。初読みの作家さん。百合と歌舞伎とちょびっと探偵。グジグジウジウジうっとおしい。勝手にしとくれ、ワシャ知らんがな。2026/07/10
涼
27
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2026/06/post-e59505.html 2026/06/09
よっち
26
女子高時代に孤独な桜子に寄り添ってくれた憧れの先輩で歌舞伎役者の娘・清香。8年後に浅草で偶然再会し、探偵となった彼女から探偵事務所で働かないかと誘われる連作短編ミステリ。鬱屈を見抜いた清香の助手として、奇妙な依頼に真摯に対応する桜子。歌舞伎座帰りの尾行事件で他者の本心を知り、妻と突然単身赴任中の夫のすれ違いから話し合う大切さを学び、桜子自身の家族の謎を解き明かし、清香の親子関係の謎と彼女の高校卒業後の空白の8年間を知り、成長していく2人が積み重ねる繊細な心理描写や先輩後輩の絆がなかなか印象的な物語でした。2026/06/28
aki
24
歌舞伎役者の父を持つ清香と、家が呉服屋の桜子。2歳違いである二人は高校の時に出会うも、悲しい別れをして8年後に再会した時、清香は探偵に、桜子は手伝っていた家業から追い出され、言われるがままにお見合いを。そんな中、桜子は清香に誘われ探偵事務所で働くことに。依頼人の相談が二人が抱える心のわだかまりに訴えるものを含みつつ核心に迫っていく。面と向かって言えない聞けない事から勝手に相手の気持ちを解釈して生じる誤解、わだかまり。逃げずにちゃんと向き合う事で悩む事にはならないのにね。似た物同士が秘めていた心にも答えが。2026/05/13
assam2005
18
例え親子であったとしても、その本心は言葉にしなければ決してわからない。親子だから、子のことを思っている、親のことを思っている、思っているからといって子の、親の幸せに繋がっているとは限らない。相手のことを思って真正面から向き合うのを避けがちな私達は、時として行き違いに気づけない。それとも、相手にその向き合う価値を見いだせていないのだろうか。分かっているという身勝手な思い込みよりも、向き合う価値を大切に。歌舞伎の演目と重ねて説明されるこの本。昔から人の悩みとは同じものなのですね。2026/05/03




