内容説明
人は見た目が9割は本当か? 世に蔓延るルッキズムの正体!
「ルッキズム(外見至上主義)」の裏に潜む人間の本能とは何か。採用・昇進、恋愛、選挙まで、容姿が人生を左右する現代社会で、「見た目の問題」にどう向き合うべきなのか。顔研究の第一人者が、第一印象を決定づけるメカニズムと顔認知の歪みを解き明かす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
71
題名につられて読みましたが、顔についての研究に関わる内容で、結論として美人が得なのかどうかはわかりませんでした。日本と欧米ではルッキズムに関する違いがあり、日本では顔の美醜、欧米では肥満がメインらしい。時代とともにルッキズムの概念も変わっていくので、顔にかかわる言動は触れにくい世の中ですね。顔面の識別は、生後八ヶ月の人見知りの頃から始まると思っていましたが、なんと研究では胎児から認識できるとのことでした。カプクラ症候群と相貌失認の関係や、ナルキッソスと自己顔の優位効果など色々な研究成果が紹介されています。2026/06/16
とも
21
顔研究、見た目問題などについて書かれた本。タイトルの問いやオビの「結局、顔」のあおり文句の内容を期待すると肩透かしを食うかも。研究の細かなチップスが延々と続く。社会学より科学より。2026/03/08
kana
16
ルッキズムにもやもやしていた矢先に見つけて一気読み。顔研究自体が差別の助長のリスクがある話や美醜の判断に文化の影響をかなり受けること、顔は第一印象を左右するが性格を決定はしないこと等、考え方の出発点を学んだルッキズム入門本だけではわからなかった科学的な考察が深いです。いろいろな疑問への糸口が掴めたし、外見重視社会で自分の無意識の価値基準すら誤りだらけに思える中で、何を大事にしたらいいのか、内省しつつ希望が持てました。2026/03/22
たいこ
12
美人が得かどうかより、顔認識理論とルッキズムの話に終始している。面白かったのは、人が一生で見る顔の数が昔と比べて桁違いに多くなり、それぞれの平均顔の魅力度が上がっていること、人間は胎児の頃から顔を見る本能があること、赤ちゃんは羊やら牛やらの顔まで見分けられるが、やがてその能力がなくなること、第一印象は美醜で決まらず、むしろ信頼できる顔の方が良い印象であること。2026/04/16
pppともろー
5
タイトルよりはるかに広い内容。顔研究はそれだけで差別を煽っているように受け取られがち。人間の本性を知ることで防げることもある。2026/03/30




