集英社新書<br> 原発回帰を考える 3.11から15年目の大転換

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集英社新書
原発回帰を考える 3.11から15年目の大転換

  • ISBN:9784087213997

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内容説明

広島、長崎への原爆投下から80年たった2025年、日本政府は原発新設方針に大きく舵を切り、核活用拡大に転じた。
原発低減・再生エネルギー最優先をやめるという、3.11の原発事故以降最大の方針転換だ。
2026年3月は、福島第一原発事故からちょうど15年。レベル7のあの事故からたった15年で原発回帰へ。
その背景にいったい何があったのか。原発事故以降最大の方向転換に、我々は今何を学び何を考え、何をすべきなのか。
原子力と日本の未来について、作家、ジャーナリスト、研究者らが思いや提言を熱く語る。

●著者(掲載順):吉田千亜(ライター)、桐野夏生(小説家)、鈴木達治郎(NPO法人ピースデポ代表・長崎大学客員教授)、朽木 祥(作家)、浅田次郎(小説家)、野上 暁(評論家)、橋爪文(詩人)、青木美希(ジャーナリスト)、落合恵子(作家・クレヨンハウス主宰)、吉岡 忍(作家)、金平茂紀(ジャーナリスト)、ドリアン助川(詩人)

目次

被爆国の意地 桐野夏生
本書出版の経緯について 金平正紀
一 復興暴力――浜通りの研究開発と「経済安全保証」 吉田千亜
二 夜の闇に沈むものは何か 桐野夏生
三 原子力政策の合理性を問う 鈴木達治郎
四 忘却に抗って書く――「負の記憶」を伝えるために 朽木祥
五 特別収録 日本ペンクラブシンポジウム「あれから13年、原発問題のいまを問う!」 浅田次郎 野上暁
六 シリウスのように 橋爪文
七 原発と武力攻撃 青木美希
八 今日は残りの日々の、最初の一日 落合恵子
九 四八二年間のノラ暮らしに向けて 吉岡忍
十 隠蔽とねつ造の歴史――核被害とメディアをめぐる事実の断片を積み上げる試み 金平正紀
十一 忘却の果に ドリアン助川

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

rico

68
改めて原発回帰への疑問が膨らむ。事故の影響の大きさ:故郷とくらしを奪われ15年経っても戻れない多くの人々。事故発生の可能性:確率は低いというが、本格稼働してからたかだか半世紀で3度も大事故が起これば十分。地震やテロの標的になる可能性も高まってる。リカバリー手法の確立:廃炉は遅々として進まず、たまる一方の放射性廃棄物の処分方法は決まっていない。経済性:安いというが、廃炉までの時間軸、リスク対応をふまえれば、そのコストは際限ない。すぐに原発ゼロは無理だとしても、依存度を減らしていく以外の選択はないはずなのに。2026/03/05

竹園和明

43
福島第一原発の爆発により人生を奪われ死を選択した者、故郷を失った者、燃料デブリの取り出しも出来ずに右往左往する東電、使用済み核燃料の処分すら確立していない国。普通これだけの要素があれば再生可能エネルギーの創出に必死になるものだが、この国は無策のまま15年の時間を浪費し、新設も含めた原発政策に再度舵を切った。経産省が規制委員会の独立性を踏み躙り熟議されないまま法改正する力技で。公正な判断なき原発政策は昔と全く一緒。そして放射能漏れ事故等の隠蔽を何度も行って来た電力会社は、その歴史をまた繰り返すのだろう。2026/02/22

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