内容説明
少女は思い出す。ここがゲーム世界であること、自分がモブキャラに転生していたこと、親友がいずれ世界を凍らせる魔女となること、そして――ラスボスとなり滅ぼされること。
「約束する、私がグレイスを悪い人になんてさせないから」
そんな結末、絶対認めない! 少女・ロゼリカはそう決意し、魔女となる異能を発現してしまった親友・グレイスの手を取る。
彼女を追い詰める家から連れ出し、持てる知識を駆使して運命を否定する。
次第にグレイスの凍てついた心も溶けていき――
「どんなことになっても後悔しない。ロゼリカが好きだから」
――そうストレートに言われて、私はドキドキしちゃうんだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
21
自分がゲーム世界のモブキャラに転生していたことを自覚した少女ロゼリカが、魔女となる親友を救うべく動き出すガールズファンタジー。氷の異能を発言したことで家に疎まれたグレイス。彼女がラスボスとなり滅ぼされる未来を危惧したロゼリカが、彼女を追い詰める家から連れ出し、持てる知識を駆使して運命を否定していくストーリーで、彼女のために奔走して、条件付きで共にいることを彼女の実家に認めさせてくれたロゼリカのことをグレイスが意識しないはずもなくて、まだ序章ですが2人でどんな未来を作り上げていくのか続巻に期待したいですね。2026/02/22
まっさん
13
★★★ 少女・ロゼリカは思い出す。自身がゲーム世界に転生し、やがて世界を凍らせる魔女・グレイスの親友であるモブ少女の一人となっている事を。そんな結末絶対に認めない。そう意気込む彼女は、魔女となる異能を発現してしまったグレイスの傍に寄り添う事を決める。周囲の人々が彼女を恐れる中、ロゼリカの行動はグレイスの凍てついた心をゆっくりと解きほぐし、やがて二人の中にはとある想いが芽吹いてきて… 転生王女と天才令嬢の魔法革命の作者である鴉ぴえろ先生の新作という事で購入した今作。安定の百合作品という事で期待していた→2026/03/31
椎名
7
初読み作家さん。転生王女〜のアニメが良かったので新作を読む。最初こそ転生やゲームという設定の意味があるか懐疑的だったが、安定感がありこれから始まる物語の一冊目として綺麗なスタート。幕間でグレイス視点を読めたのも嬉しい。グレイスの氷の力が世界をそのまま留めておくため、美しい今を永遠にするためとして描かれた後半でのバトルシーンの描写が美しくて良かった。これから期待したいシリーズ。2026/03/17
真白優樹
7
魔術師の卵を育てる学院で、一般家庭出身ながら天才な少女が、親友の、名家出身の少女が、後にラスボスとなると思い出し始まる物語。―――好きという気持ちの元、運命を覆す一歩を。 大切だから、大好きだからラスボスになんかさせない、と。 互いを大切に思い幸せにするために手を伸ばし合う二人の、尊さあふれる百合が見どころである物語であり、てぇてぇに溢れている物語である。まだまだ足りぬ事ばかりだけど、それでも踏み出した道。果たして全てが五里霧中な中、幸せへと進むことはできるのか。 次巻も勿論楽しみである。2026/02/21
MoriTomo
6
ゲーム世界のモブ少女に転生した主人公が、将来魔女となる親友を救うため破滅の未来に抗う物語で、運命を変えようと寄り添い続ける姿と、次第に芽生えていく想いが丁寧に描かれ、二人の信頼関係が深まっていく過程がとても印象的でした。 うまく言葉にできなくても気持ちが伝わっていく関係性が尊く、立ちはだかる壁を共に乗り越えようとする姿に素直に心を動かされました。今後さらに深まる絆と展開が楽しみな新作ファンタジーです。2026/02/24




