内容説明
なぜ生物は眠るのか? 睡眠はこれまで脳の休息と考えられてきたが、脳がないクラゲも眠ることが発見され、睡眠は脳より先に進化したと考えられるようになってきた。分子生物学者の著者が最新研究をひもときながら、睡眠の謎に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
21
線虫やヒドラまでとなると、皆眠りてである。渡り鳥もであるし、半球睡眠やマイクロ・スリープなんてものまである。つまり、眠りは必要だということだ。扁桃体が活性化するから悪夢はつきものなど、役に立つ知見がいっぱい。2026/03/22
jackbdc
7
脳が無くても眠るという事はどういうことか?思考実験として睡眠中と非睡眠中、即ち非覚醒時と覚醒時のどちらが真の状態かと考えた。辛い現実とつきあっていると夢を見ている時の方が現実逃避できて不幸ではないと感じる事が増えているから。覚醒非覚醒という定義も恣意的ではあるが睡眠中は五感の入力が弱く思考の統合性が低下する傾向が明らかとのこと。科学的根拠をもって非覚醒時の思考レベルは一段下がる事が明白。真の自分は睡眠中と強弁する根拠は此処には見いだせないか。思考の不完全性を前提に差が僅かと開き直る事は可能かもしれないね。2026/04/04
y
3
タイトルに惹かれて読みましたが、予想以上に面白かったです。 睡眠の話だけでなく意識の話もあり、なるほど睡眠って脳だけではないのだなーと驚きでした。 一度学んでいるからなのか、著者の説明が上手いのかは定かではありませんが、トノーニの統合情報理論がすんなりわかりました。2026/03/18
Go Extreme
2
主題:脳無生物(クラゲ/ヒドラ)も睡眠⇒睡眠=生命の基本 ①普遍性:脊椎(ヒト/鳥/魚)+無脊椎(ハエ/線虫)+脳無:全生命に宿る機能 ②証拠:行動的静止+刺激反応性低下+反跳現象(睡眠剥奪後=睡眠量増加) ③手法:分子(セロトニン/ドーパミン)+遺伝的解析(ハエ)+進化:古代から継続 ④目的:細胞回復+代謝物除去+記憶定着(脳有)+省エネ⇔免疫系/代謝性能維持2026/04/10
黒胡麻
1
人間などの哺乳類では覚醒と睡眠は脳幹で制御され、睡眠中に脳内の老廃物の除去や記憶の定着が進められる。そこから睡眠は脳に関わる現象だと考えられてきた。しかし最近の研究では昆虫やタコどころか脳を持たないクラゲやヒドラさえ睡眠することが分かってきた。実験で眠りを断たれたマウスは死に至るが、そもそもなぜ生物は眠る必要があるのかさえよく分かっていないらしい。著者によると生物ごとに睡眠の役割が異なっているかもしれないという。いっけん単純そうに見えて睡眠とは一筋縄でいかない現象だと思った。2026/03/21
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