ルカとチカ

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ルカとチカ

  • 著者名:長野まゆみ【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 講談社(2026/02発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065424698

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内容説明

「もし無意識にながれる涙がそのせいだとしたら、ぼくはその場所へ行ってみたい気もする」〈ルカチカ姉妹〉のユニット名でクラフト作家として活動する明日と千日。幼いころに母を亡くすも、風変りな大人たちに囲まれて暮らす賑やかな日々。複雑なファミリーツリーも、不完全な世界でぼくたちが大人になるまでを見守ってくれるやさしい森だった。ある日、二人が参加したクラフトイベントで「偶然」出会った、一人の女性。彼女が空白だった記憶の断片をつなぎ、運命を動かしていく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

45
ファミリーヒストリーと捉えれば良いのでしょうか。チカの出生の秘密が少しずつ明らかになっていきます。優しくて寂しい物語の色彩がじんわりしました。チカはあたたかく見守られてきたのですね。蝶や花の話題が多いのもほっこりします。さらさらと読めますが、好きなエッセンスが沢山詰まっていました。2026/03/05

雪丸 風人

19
謎だらけのストーリーにいい意味で酔うわ~。主人公は六つ上のルカと仲よくフリマ出店するチカ。普通の姉妹に見える彼らには、人には知られたくない秘密がありました。なんてややこしい関係性!重層的に描かれる性別のオーバーラップ領域に浸ることで、今まで内包していた心の壁がぼやけるような不思議な感覚に陥りました。四角四面に定義せず、自然に、あるがまま、かつ、あいまいであってもいいという価値観は新鮮でまぶしいですね。例の“擬態”は誰かのために始まったという説が最も素敵でしっくりきましたよ。(対象年齢は13歳半以上かな?)2026/03/05

toshi

15
チカの出生の秘密が徐々に明らかになって行く物語。 とにかく登場人物が多いうえ、彼らの関係が複雑に絡みあっていくので、メモを取りながら読まないと理解が追い付かない。 モブキャストかと思っていたら、重要人物だったりするので油断できない。 長野まゆみは面白いか全くつまらないか‥と言う感じだったけれど、これは普通だった。 ノエとルカがやってるスポーツがローイングと言うところが嬉しい。2026/03/03

ゆり

9
図書館本。初読み作家さん。柔らかい文体と世界観が心地よかったものの、関係者の血縁関係が複雑すぎて、いまいち集中できず。例えが下手すぎますが、すごく景色のいい公園だけど緑が多いだけで、遊具がなくてやることがなくて、景色は凄く良かったことだけが印象に残るみたいな。テーマがいまいち掴み切れませんでした。2026/03/28

あきら

8
新刊が出るのを心待ちにしていました。発売してすぐ買うことができました。訳知り顔の兄と運命に翻弄され系の弟、という長野さんお得意の設定ですが、やわらかく少しさみしくあたたかいお話で、謎も今回は難しすぎず、ああ、いいなあ、と心がじんわりしました。ボート部の話で凛一シリーズ思い出したり、クラフト系マルシェの描写でチマチマ記の雰囲気を感じたり、東京の空気が野川っぽかったりと、わたしが好きな話のエッセンスが散りばめられてる気がして、個人的にも大満足な一冊でした。シリーズ化してほしいなあ。2026/03/01

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