君の不在の夜を歩く

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君の不在の夜を歩く

  • 著者名:窪美澄【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 新潮社(2026/03発売)
  • 梅雨を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/14)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103259275

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内容説明

高校時代の同級生五人――三十代後半になった彼らの人生は、一人の自死をきっかけにして、さまざまな挫折や変貌や再出発を強いられていく。宗教二世、小説家、主婦等々、五人それぞれの生きることの迷いと歓びと傷、そして再生への切なる希望を深い声で語り、無常観の果てにある祈りの旋律が鳴り響く著者真骨頂の感動作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

153
最終の菜乃子の章に行きつくまでは「嫌だな・・こんな5人は」と思っていた。それでも私の身体の隅々でカチッと嵌りあって、文字になった感情に苦りつつ読んでいた。なのに・・菜乃子を表す芍薬も、彼ら5人の生きた歳月も「ごめんね」と「ありがとう」の光と闇の狭間に揺られ、全ての終息と安寧の着地を感じた最終章。あぁ、これは反則じゃない窪 美澄?と正直思った。死んでもまた死にたくなるのに明確な答えを知る人はいるだろうか。今になってもなお月に例える関係なんて。でも、本作は私の好きな窪美澄だった。2026/04/13

美紀ちゃん

103
菜乃子、達也、沙耶、健太、倫子。 高校のときに仲の良かったメンバーのそれぞれの話。 うーん、菜乃子は、なぜ死んだのか? 決定打が足りなくて、ん?そんなことで?と思ってしまい、モヤっとした。 達也が可哀想すぎる。 ずっと菜乃子をひきずり悼んでいる。 健太と倫子は、気持ちが理解できて、清々しかった。 窪美澄さんの話は、「朔が満ちる」とか大好きなので、新作が出たらまた読むと思う。 しかし今回の本は中学校には×かな。2026/05/14

hirokun

100
★3 今回の窪美澄さんの作品は、最後まで読み終えたものの何か自分の好みには合わないものだった。物語の深さに読解力がついていけなかったか?2026/04/27

itica

84
高校で知り合った男女5人。大学は別々だが社会人になっても関係は続いている。しかし中心にいた菜乃子が亡くなったことで、保たれていた均衡が崩れた。あんなに仲の良かった彼らは、それぞれ胸に秘めていたことがあったのだ。菜乃子の死に影響を受けながらも彼らの日々は容赦なく過ぎて行く。ひとりひとりにスポットを当てた連作短編は、最終の「芍薬と星月夜」で実りの章、希望の章になる。静かに穏やかに。 2026/04/08

しいたけ

72
高校からの友人男女5人の、中心的な存在だった菜乃子が自死する。亡くなった菜乃子も含めた5人それぞれの物語。主人公が次の章では誰かの脇役となり、するとそのひととなりが驚くほど変わって見える。人生の分岐になるような出来事も、他の誰かにとっては記憶も曖昧な一瞬のことになる。友情だとか青春だとか、煌めくものだと思ったら大違いだというスタンスがしっくりきた。人の心の摩訶不思議。別の人を思ってする性行為は、人間以外の動物にはないのではないかなどと思って読んでいた。窪さんが書く歪みやねじれを、私は人間讃美と受け止める。2026/05/28

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