最適化幻想―効率が人を幸せにしない理由―

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最適化幻想―効率が人を幸せにしない理由―

  • ISBN:9784105074616

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内容説明

こんなはずではなかった。アルゴリズムによって完璧な社会を作るはずだったのに――。シリコンバレーで活躍してきたMIT出身の数理学者が、アメリカ各地で進む最適化の最前線を巡り、それが大規模停電や農業コミュニティの崩壊、さらに格差拡大や労働疎外につながっている現実に迫る。NYタイムズで絶賛された話題の書!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まゆまゆ

11
行き過ぎた効率化や最適化によって私たちの物の見方が変わった結果、何を失ったのかを語る内容。それはデジタルなどを用いても最適化できないものが締め出されることで、自分たちが変化する能力が低下したこと。最適化するほど別のやり方で物事を行う、そして見ることができなくなることだった、と。最適化が達成できないときはその枠組みの中でさらに検討を進めることしかできず、できなければあきらめて考え方を変える、という選択肢しかない。2026/05/21

かじかじ。

0
最適化幻想とは、あらゆるものを数値化・効率化しようとする現代社会の強迫的な思想を批判的に考察した本です。 生産性、健康、人間関係まで「最適」を追い求めることで、かえって人生の豊かさや自由、偶然性の喜びが失われていくと指摘します。データと合理性への過信が人間らしさを損ない、不確かさや無駄の中にこそ本質的な価値があると説きます。著者は哲学・心理学・経済学を横断しながら、効率至上主義への警鐘を鳴らし、「ほどよい不完全さ」を受け入れる生き方を提唱する一冊です。2026/06/28

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