内容説明
つぶれかけの町中華屋に奇跡は起こるのか!?
いよいよ、俺たちの伝説の始まりだな――!
都内の銀行を辞めた悠夢。
千葉県の実家に転がり込むと……
「ようキョーダイ!親父の店、明日から再オープンすっから!」
腕力だけが取り柄の“バカ”兄貴から突然の宣言。
料理はくそ不味い!?常連客はぶちギレ!?
翌日からは早くも閑古鳥……。
はたして、兄弟2人が作り上げる起死回生の
「チャーハン」は完成するのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
39
入院してしまった父親に替わって中華屋をやる事になった語り手。破天荒で多くの伝説を持つ兄・一番と共に開店するのだが…。無邪気である意味大物の兄。この兄のキャラがとても好き。その兄の陰に隠れる様に冷めた弟が熱い兄貴に巻き込まれていく訳だが、感情の変化に目が離せない。人生を諦めているような弟が本来の自分を取り戻していく姿に読むこちらも『頑張れ』と力が入ってしまう。驚きと笑いのエピソードの中に家族の再生という涙していまう想いがありとても良かった。ずって読みたくも機会を逸していた行成薫作品。やっと読めたのも嬉しい。2026/03/11
もえ
34
行成薫さん初読み。入院した父親の代わりに「中華一番」を再開しようとする兄・一番に巻き込まれる形で、元銀行員だった弟・悠夢も一緒に立て直しを図る。料理ど素人の兄弟が紆余曲折の末にお客に愛されるおいしいチャーハン専門店を開くまでの物語。チャーハンだけで勝負する店という発想も面白いし、破天荒な兄が意外に人情に厚くて人望があり、協力者が次々に現れるのも読みどころ。一方の弟は堅実型で兄を支えていく…っていう構図は、まさに今放送中の大河ドラマの二人じゃないの(笑)看板メニューの肉盛チャーハンを一度は食べてみたくなる!2026/03/17
ち~
28
入院した父の町中華屋を強引に継いだ兄(バカ・バカ舌)と弟(中途半端・料理経験ゼロ)。結果は当然…ユルいタイトルに騙された!料理もロクに出来ず父の常連客も離れてしまった店を、どう立て直すのか?周囲の人が語る兄という人物像や、弟が抱え続けてきた鬱屈といった兄弟達の厚みのあるストーリーは、笑いもあるが胸アツな場面も多い。思っていた100倍も1,000倍も面白かった。この作品に出会えて幸せな気持ちで読了。2026/03/05
たかぃ
17
コレゎ旨ぁぢ(*´꒳`*) ▼親父が鍋ぉ振ってぃた中華料理屋ぉ継ぐことにした兄弟の奮闘劇&人情劇。バカで一途な兄"一番"と、リスクぉ避けすぎて中途半端な弟 "悠夢"の対称的な2人。兄弟でぉ店ぉ再開してからゎ問題山積なんだけど、一番の人徳と真っ直ぐな性格ゃ、関ゎる人たちに導かれて、遂に悠夢も腹ぉ括るところゎ熱ぃ! 兄弟が中華一番の新名物チャーハンで伝説の幕ぉ開けるゼってとこで終幕。 ▼面白ぁぢが途切れることなく、後味ぁる小説でしたゎぁ。今年のィチ押しゃね!(`・ω・´)2026/03/14
陽ちゃん
9
訳あって都内の銀行を退職して千葉の実家に転がり込んだ悠夢は、入院中の父に代わって中華屋を再開してしまった兄・一番の暴走に巻き込まれてしまい⋯。当初は逃げようとしていた悠夢が、兄の友人や食材の生産者たちと接触することで思いが変わり、自らチャーハンを作るようになる過程が面白かったです。子どもの頃から良くも悪くも目立つ存在だった兄に隠れてしまい無気力になっていた悠夢の過去は切ないですが、ちゃんと見守ってくれている人がいて良かった。美味しそうな料理が次々出てくる訳ではありませんが、チャーハンが食べたくなりました2026/02/27




