内容説明
近年、軍事の分野では無人航空機(いわゆるドローン)の活用が急速に広まっている。第二次ナゴルノ・カラバフ紛争(2020年)では、アゼルバイジャン軍の投入した攻撃型UAVがアルメニアの戦車・火砲を攻撃して大打撃を与えた。そして、2022年に開始されたウクライナ戦争では露宇双方が大規模にFPV小型ドローンを数十万機という規模で投入し、偵察や自爆攻撃に活用している。
本書では、専門的な知見を持つ7名の著者が、ドローンに「何ができて、何ができないのか」を明らかにする。また、イラストを豊富に盛り込むことで、軍事の堅いイメージを払拭し、初心者でも手に取りやすい入門書となっている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パット長月
8
初めての感想か…とても勉強になりました。某国と国交が断たれた瞬間、近所にある某国人経営の町工場からイナゴの大群のようなAIドローンが飛び立って街を襲う、自衛隊の駐屯地などたちまち殲滅。官邸も自衛隊も警察も、電波法だの航空法、平和憲法に縛られて身動き取れず。高価なミサイル、戦車も安価なドローン相手に実戦で役立たず、たちまち白旗…そうな悪夢を見そう。2026/07/21
Rin
3
レーザー光の経路が拡散するのは初耳でした。集光には光学系が必要。ただしレーザー兵器が実用化出来た場合のメリットは少なくない。たとえば本書にはほぼ記載されていないものの宇宙戦闘が技術的な視野に入るためである。一方で当面の開発は機関砲やレールガン、誘導弾等の方が実用面で良いのではないかと感じました。とくにレールガンは初速が向上した分命中精度が向上する可能性が高いという指摘が見られます。2026/07/22
アクセル
1
ドローンやパーツ全般、民生利用、ウクライナ戦争の実例などを解説した本。 図表や分類分けが多く分かりやすい、特徴と従来兵器との違いなど気になる点をしっかり抑えてる。 ウクライナの民間活力を生かしイノベーションも盛んなエコシステム、蜘蛛の巣作戦のドローン以外(同民族で腐敗ある露だから出来た)の点の解説など、実例を踏まえての語りで説得力がある。 一方で日本の防衛なら海上優先な気がするのに山の話が出てきたり、日本への応用は?な印象。規制改革はいるが、まずはウクライナのように民間の航空自由化と技術者育成からでは。2026/09/26
yoppie7
0
民生品のサプライチェーンに相乗りした部材調達とか、開発と現場の短サイクルのフィードバックループの構築あたりの話題が興味深い。2026/08/12
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