内容説明
私たちは何を言語化することができ、あるいは言語化することができないのか――。20世紀哲学の金字塔『論理哲学論考』をウィトゲンシュタイン研究の第一人者が解説。よくある誤解を丁寧に解きほぐしながら、『論理哲学論考』に挑戦するための準備運動をこの一冊で。入門書の入門を意識した平易さが嬉しい決定版。
【目次】
はじめに 何のために書かれた本なの?
第1章 哲学を終わらせる企み
第2章 世界とは何か? 言語とは何か?
第3章 語りえないことが浮かび上がる
終 章 読んだ後は投げ捨てるべき本か
『論理哲学論考』の翻訳について/次に読みたい本/
現代の論理学を知るための入門書
ウィトゲンシュタイン略年譜
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
keitakenny
6
NHK100分de名著を模倣しての初心者初学者向け 本家に勝るとも劣らない構成内容 とは思うものの、言語化されたウィトゲンシュタインを理解できなかった それでも、流行りの言語化崇拝の稚拙さは理解できた 「語りえないことについては、沈黙しなければならない」の真意を知るために、読む前よりは一歩近づいた気がする 2026/04/15
読書熊
5
昇り切ったあとに、はしごをはずす2026/07/24
TN
4
ものすごく難解な内容だと思うのだが、それを感じさせない筆者の書き方には驚きを覚えた。特に例えを用いたイメージがとてつもなくわかりやすかった。自分も「語りえないことには~」でウィトゲンシュタインを知った口であるが、その先を知れてよかったと思う。これ以上の内容に踏み込めるか自信はないが。 デカルトが言った「我思う~」につながって「だが、我については語ることはできず」と自分の中では思わずにはいられなかった。2026/04/14
段
4
小学生の頃から疑問だった「どうやって世界が出現したかではなく、なぜ世界が存在するか」という問いが単純明快に書かれていて、感動した。そもそも疑問の立て方、なぜその疑問を立てられないのかがわからなかったのだ。そこをこの本では手取り足取り教えてくれる。ウィトゲンシュタインはそもそもその疑問を抱くこと自体が間違いだと言っているのだけど。それとともに、こんなにも早く結論付けて納得することは健全なのか?と疑問にも思った 原著を読まないとウィトゲンシュタインの論考を享受できたとは言えないかも。2026/02/13
イーナ
3
読んだ!けど、なんか、分かるようで分からなくて難しかった……!2026/09/22




